寒い冬は暖かい南国に限ります。そこで2009年の12月21日から台灣に行って来ました。台湾は繁体字を使っているのであちこちの看板は難しい表記になっていますが、その方が趣があって中国だなあという雰囲気があります。
旅のルートは、台北を出発して右回りに島を一周することにしました。さてどんな旅になるでしょう。
ルートを一応示しますと、台北→礁渓温泉→知本温泉→高雄→台中→台北ですが、途中、周辺の観光地である日月潭などにも行っています。
12月21日 月曜日
成田へ
成田は相変わらず遠い。明日22日に出発するのだが、朝の集合時刻に間に合わない。そこで、21日は「成田ビューホテル」に泊まることにして、朝8時10分に家を出た。車で駅まで荷物を運び、9時1分の電車に乗る。青砥で空港行きに乗り換えるのだが、既にお腹はパンパンだ。トイレに飛び込む。ところが青砥駅のエレベーターが遅い。エスカレータに乗るべきだ。京浜急行の利用者から見ると、都営地下鉄と京成線の何と遅いことか。品川からJR総武線に乗り換える方法も考えたが、かかる時間は同じだ。成田エクスプレスや京成スカイライナーは倍の料金を払えば早く着くが、貧乏人はそこをケチる。文句を言ってもしょうがないが、同乗している旅行者は、みんな同じことを考えているのだろう。それともあきらめているのだろうか。などとブツブツ考えるうちに、11時56分、空港第2ターミナルに到着。所要時間は、家から3時間46分。おしりが痛くなった。ターミナル内の京樽で1100円の寿司を食べ、腹ごしらえをして、出発ロビーを見ると閑散としている。ボードを見ると便数も少ないようだ。共同運行も何本かあり、各航空会社が苦労している様子も見られる。
成田山新勝寺
13時25分、ホテル運行の無料シャトルバスに15分間乗り、ホテルへ到着。944号室。こんなに早くチェックインしたのは、午後に成田山新勝寺に行くためだ。ホテルは、JR成田駅へも、無料のシャトルバスを運行している。貧乏人はこれも利用する。荷物を部屋に放り込み、14時30分発のシャトルバスに飛び乗った。20分ほどで到着。歩いて新勝寺へ。
30年以上前に一度来たことがあるが、建物が新しくなっているだけだ。道の狭さや商店のたたずまいに、それほどの変化はない。漬物屋、ウナギ屋、煎餅屋、乾物屋、漢方の薬屋、竹細工屋、地酒等々、そして、ご存じ米屋の羊羹だ。お正月前の平日ということで、人通りはまばらだ。時々外国人観光客とすれ違う。寺も周辺の商店も初詣の準備に追われている。客引きも手持ちぶさた。おみやげ屋の中を見ると、店員がお茶などを飲み雑談をしている。初詣に向けて英気を養っているのだろう。15分で新勝寺に到着。急な階段を上り山門から本殿へ。家族繁栄・交通安全・旅行の安全・健康無事等々出来る限りのお願いをしたが、多すぎては仏様も困るだろう。でも何せここは現世利益の宗旨だから出来る限りのお願いをしておいた。再び歩いて駅へ。次のバスまで約1時間あるので、本屋で時間をつぶす。さすが成田だ、サッカーよりも陸上競技関係の本が多い。コンビニで夕食と明日の朝食を購入。西の空は夕焼け、冬至直前で夕暮れも早く、道行く人の帰宅の足も自然と速くなっている。
成田は元来何もないところだ。下総台地の谷は水田、台地は畑や荒れ地であまり豊かでない農村地帯だった。そこに天慶3年(940年)寛朝大僧正によって、平将門の乱平定のために開山。御本尊は空海が作成したとされる不動明王となっている。真言宗の新勝寺が開山されてから、門前町が発展した。門前町自体はそれほど大きくないが、寺への寄進を見ると、その威力は想像を絶するものがある。人間の心の弱さ、何かにすがりたい気持ちは古今東西同じなのだろう。とにかく、新勝寺様々だ。
17時30分、ホテル帰着。窓から見わたせば、同じようなホテルがあちこちに。民間の安いパーキング場も数多くあり、空港にすがって成り立っている仕事の何と多いことか。国際空港を羽田に、という話があったが、これに成田が大反対するのも、むべなるかなである。
今日は長時間に渡る電車移動と、成田山詣りでちょっとお疲れの一日だった。明日は、6時30分頃のシャトルバスに乗ることにして就寝。
誰が成田に飛行場を作ったんだ・・・。ブツブツ・・・。
出発
5時50分起床。昨日買ったサンドイッチをぱくつき、6時35分のシャトルバスで空港第一ターミナルへ。KカウンターのJTB旅物語コーナーにいく。既に10名位が並んでいた。受付後、ANAのFカウンターへ移動。座席を希望して搭乗券を受領。荷物の預け入れ。両替所で台湾ドルへの交換。7万円を交換したがレートは3.3。レートが悪すぎて失敗。しかし、気づいたのはずっと後のことで、後悔先に立たずとなった。ペットボトルを空にして、手荷物検査、身体検査、出国審査と所定の手続きを行う。もちろんOK。
時刻は7時40分。搭乗口の27番ゲートを探したら、はずれのはずれだ。搭乗開始は8時50分からなので、ちょっと腹ごしらえをしようと、牛乳を探したが、牛乳とヨーグルトが見つからない。やっとはずれのカフェに売っていた。
150cc瓶で150円、高いけれどしようがない。
再び27番ゲートに戻るが、400m近く歩いた。長い長い。既に、多くの人が集まっていた。8時50分搭乗開始。定刻の9時20分離陸。天気は快晴。この飛行機はANAとEVAとの共同運行で、AH1081便だ。
機窓観察
横浜、金沢あたりから江ノ島上空、雪を頂いた富士山、甲府盆地、南アルプス、伊那谷、中央アルプス、北アルプス、濃尾平野、セントレア空港と地図帳通りの地形がよく見える。伊那谷から豊川、宮川、紀ノ川、吉野川とメジアンラインが見えるのも感激だ。それにしてもゴルフ場が多い。神奈川県から眼下にゴルフ場が消えることはない。自然破壊そのものだ。高知平野の海岸線も地図通りの砂浜海岸だが、よく見ると海岸には、離岸堤やテトラポットの消波堤が連続している。高知県までこのような状態とは想像もしていなかった。自然の砂浜海岸はもう無いのだろうか。四万十川、宿毛上空を経て、豊後水道から宮崎の延岡上空に至る。旭化成の陸上競技グランドが見える。九州山地からは、遠方に阿蘇山、眼下に霧島を眺めながら、飛行機は東シナ海にでた。北方に甑島が見える。その後は、海ばかりで何も見るものは無し。
機内食
離陸して、水平飛行に入ると飲み物が、11時頃になると機内食が配られはじめた。アテンダントは大変だ。皆さん綺麗な方ばかりだが、その労働内容のほとんどは、お給仕だ。世間がイメージしているような労働ではないような気がする。さて配られた昼食は、カレーピラフにブタ肉のクリーム煮、うどんの小鉢、ホタテのサラダとハム、カスタードプリン。飲み物はビールを頂いた。昼日中にビールを飲むなんて贅沢なこと。年に数回だ。
飛行機は快調に飛んでいく。機内をざっと見てみると、客席は90%近くが埋まっている。
この後、台北空港に着陸しいよいよ台湾観光が始まります。
見たまま感じたままを感想を入れて書いてありますので、「それは違うよ」というご意見もあると思われるでしょうが、そこはご勘弁ください。
それでは次は「九份」観光からです。
12月22日 火曜日 冬至