このガチガチなタイトルを見て、読んでくれる人いるのだろうかあせる


読みやすいように、なるべくカンタンに説明しますビックリマーク


※詳しく知りたい方は、この過去記事 を参考にして下さい。


要するに、将棋界最高峰に位置する棋士10名が総あたりのリーグ戦で対局するのがA級。その中から名人への挑戦者(1名)と、下のランクへの降級者(2名)を決めます。その最終局(9局目)が5局(10名)一斉に行われ、プロ棋士がお客さんに解説をします。昨日はその解説会に参加したのです。

 今回の大盤解説会は、対局を直接観戦するのが目的ではありません。棋譜(指し手)が数分おきに届けられ、それを元に解説者2名が(話しながら)大きな将棋盤を使って局面の検討をします(どっちが有利か、駒を動かしたり戻したりしながら)。ファンは、時には質問を交えつつそれを聞きます。そうやって進行するのが大盤解説会です。だから、対局者には会場の様子が分からないし、ファンも対局を観ることはないんです。もちろん棋戦によっては、公開対局でファンが直接観戦できるものもあります。


場所は千駄ヶ谷の東京将棋会館。平日にも関わらず、参加者は約300名。さすがに年配の男性が多いのですが、私と同年代の人や女性もチラホラいました。

会場では雛祭りらしく、女流棋士会の方より甘酒のサービスが。

 テレビ放送は、NHK BSで行われました。


前局(第8局)までの戦績は以下のとおり。数字は順位(勝ち数が並んだ場合上位者が優先される)。


  1郷田九段  5勝3敗

 2谷川九段  3勝5敗

 3羽生二冠  7勝1敗

 4佐藤二冠  2勝6敗

 5丸山九段  5勝3敗

 6藤井九段  4勝4敗

 7久保八段  2勝6敗

 8三浦八段  6勝2敗

 9木村八段  5勝3敗

10行方八段  1勝7敗


 前局までで、行方(なめかた)八段の降級は決定。

最終局の注目は、羽生二冠と三浦八段の名人挑戦者争い(この場合のみ同じ勝ち数はプレーオフ)と、佐藤二冠と久保八段の降級者争いです


個人的には佐藤二冠ファンなので、是が非でも最終局勝ってもらいたいところでした。

そして、昨日の対局結果はこちら(左が先手番)


●行方八段 対 ○郷田九段

●谷川九段 対 ○羽生二冠

●木村八段 対 ○佐藤二冠

○丸山九段 対 ●藤井九段 

○三浦八段 対 ●久保八段 


となり、結果的には羽生二冠が森内名人への挑戦権を獲得久保八段が2人目のB級降級者となりました。

 

 注目していた「木村 佐藤戦」は、終始佐藤二冠がリードしていたのですが、木村八段が粘り強い指し回しを見せ、佐藤二冠を詰みがある局面(間違わなければ木村勝ち)まで追いつめましたあせるしかし、局面を悲観していた木村八段が、詰み筋をまさかの見落とし!!佐藤二冠は辛くも勝ち星を拾うことができました(^_^;)でも結果的にこの対局が一番見応えがありました(^O^)

 全5局の中で一番早く終わったのは実は「谷川 羽生戦」。67手という短手数で、谷川九段投了。午後10時半前の終局でした。テレビ生中継前の終局だったため、解説陣やNHKの人が頭を抱えていました(視聴率に大きく響く為)



とまあ、結果報告はこの位にしておいて、昨日はちょっとした事件が起こりましたビックリマーク

「千日手」

と言われるものです。「久保 三浦戦」で起こりました。

 

 ※千日手・・・対局中同一局面が4回出現したときに成立。他の手を指すとお互い不利になる状況で稀に現れる。


この場合は先手後手を交代し、一から対局をやり直します。そうなんです。それが昨日起こりましたあせる

 千日手が成立したのが午後11時10分頃。そこからすぐに再戦し、終局は日付をまたいで午前3時ガーン

見ているだけでも大変なのに、対局者はどんな精神状態なのか想像も出来ません。なんせ、


11時間以上対局した結果やり直し、すかさず同じ相手と対局する


わけですから( ̄□ ̄;)ホントにお疲れ様でした。「将棋界で一番長い一日」という別名は、ホント伊達ではありませんでした。



解説陣も超豪華でしたビックリマークビックリマーク


島  朗  八段

鈴木大介八段

野月浩貴七段

勝又清和六段

鈴木環那女流初段


ゲスト解説

森内俊之名人

渡辺 明 竜王

深浦康市王位

森下 卓 九段

片上大輔五段



などなど。大盤解説場が2会場あったので、この先生達が入れ代わり立ち代わり、軽妙なトークや暴露話などを交えながら丁寧に解説して下さいました。「あの人(某対局者)は意地が悪い」、「あの人は昔に比べて人柄が丸くなった」みたいな話が会場の笑いを誘います。分からない箇所もあったものの、なんとか解説の内容についていけました(^O^)

 鈴木女流初段は今回解説陣の紅一点。去年の活躍が目覚ましく、人気・実力を兼ね備えた若手有望株です。ですが深夜0時になったあたりで、『すいません、そろそろかぼちゃの馬車(多分終電の事)がお迎えに来る頃なので、お先に失礼させていただきます』と帰っていかれました(笑)



また解説中、【次の一手】が計2回、出題されました。次に対局者がどの手を指すか、観戦者が予想するものです。ヒントとして、解説のプロ棋士が4つほど候補手を提示。もちろん正解はその4つ以外の可能性もあります。それを参考に、各自が記述投票します。正解者の中から抽選で、プロ棋士直筆の扇子などがプレゼントされます。

 私の結果はというと・・・


1回目 予想ハズレショック!


2回目 見事的中にひひ

第一観(パッと見)で見えた手「4六歩」でしたビックリマークプロ棋士の予想では第2候補の手。フフフ( ̄∀ ̄)厳密には、対局者と私の狙いは全然違ったものでしたけどねべーっだ!

正解者は46名。うちプレゼント当選25名を鈴木女流初段がくじ引きで決定していきます。名前呼ばれれば当選です!ドキドキです(@_@)


・・・が、あっさり落選 orz ツイてなかったですYO!



 時間にして8時間、内容も非常に濃いイベントでした。他のタイトル戦でも同様の事をやっているそうです。機会があれば、また参加します(^O^)/

 対局された棋士の方々、並びに大盤解説会に携わった方々、本当にお疲れ様でした。






ハイブリッド=フェイバリット