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3日のIGFプロレスリング「GENOME17」愛知県体育館大会では、台風が日本列島に上陸し、強風が吹き荒れる中、超満員札止めとなる6288人を動員。8.27東京・両国国技館からわずか1週間という短いスパンながら、新たな抗争が巻き起こった。
メーンイベントでは、8.27両国でIGFチャンピオンシップ初防衛に成功した初代王者ジェロム・レ・バンナがモンターニャ・シウバとノンタイトルマッチで激突。2メートルを超えるシウバの巨体に「とにかく重い。デカくて難しかった」と苦戦しながらも、シウバの上から振り下ろされる打撃をしのぎ、腕ひしぎ逆十字固めなどのグラウンドも仕掛けると、シウバの足をセカンドロープに引っ掛け、動けなくなった状態へのパンチラッシュでレフェリーストップ勝ちを収めた。
「とにかくコーナーに詰めたかった」という執念から、ロープを使うという苦肉の策で光明を見出して勝利をつかんだバンナは「メーンのプレッシャーもあるが、ファンの声援のおかげで力がついた。猪木さんにもグラウンドでも十分戦えるというのをアピールしたかった」と、IGFの新エースとしての自負を見せ付けた。
セミファイナルでは、8.27両国で久々のIGFマット参戦を果たしたケンドー・カシンと藤田和之がタッグを結成。ハリー・スミス、ボビー・ラシュリーの元WWEコンビに快勝した。
同じ新日本出身、アマレス経験者同士という絆で結ばれている両雄は、先輩のカシンが試合をかき回し、藤田が締めるという連係プレーを展開。さんざんカシンが集中攻撃を浴びて敵が攻め疲れてきたところへ、藤田が飛び込んでスミスにカウンターのヒザ蹴りをブチ込むと、豪快なバックドロップでフィニッシュを決めた。
この日も「ALL TOGETHER」のテーマ曲で入場したカシンは、試合後も通訳を担当するサイモン猪木氏をつかまえて「なぜセコンドにつかない」と詰め寄ると、藤田のコメント中に勝手に席を立つなど、フリーダムぶりを遺憾なく発揮。一方、カシンとのタッグに「ブランクは感じなかった」と手ごたえをつかんだ藤田は、「またバンナとやりたい」と、8.27両国でパンチ連打にKO負けを喫したバンナとの再戦を熱く訴えた。
K-1ファイターのピーター・アーツが、IGF期待の星である鈴木秀樹に辛勝。8.27両国では鈴川真一をローキックで沈め、TKO勝ちをもぎ取ったアーツだが、この日は豊富なグラウンドスキルを誇る鈴木のテクニックに大苦戦。何度もグラウンドに持ち込まれ、腕関節や足関節を狙われるも、背中にストンピングを食らった瞬間、アーツの闘争本能が大爆発。即座に右ハイキックをブチ込み、一気に形勢逆転すると、キック、パンチ、ヒザ蹴りなどの打撃ラッシュでKO勝利した。
IGF参戦2戦目にして「だんだん分かってきている」と水にもなじんできたアーツだが、徹底的にグラウンドで劣勢を強いられたことに「あらゆる方向から攻められた」と課題を残しつつも、「自分はスタンディングでやりたい」と、あくまでも今後も立ち技一本で勝負をかけると宣言した。
敗北からの再起戦となる澤田敦士と鈴川真一による注目の一騎打ちは、総帥・アントニオ猪木から「子供のケンカ」と称される、不完全燃焼な結末となった。
澤田は8.27両国でかつての師匠・小川直也にTKO負け。一方、鈴川もアーツのローキックで完敗を喫し、「IGFの日本人エース」の座が大きく揺らいだ。
背中に「闘魂」の2文字を背負った鈴川に対し、澤田は柔道着姿。まずは鈴川が先輩相手に挑発を繰り返し、セコンドの練マも加わって苛立ちに輪をかけると、澤田も負けじと挑発返し。鈴川が必殺のマーダービンタをこれでもかと打ち込めば、澤田も柔道技を生かして鈴川を何度もマットに転がすも、どちらも決定打に欠き、相手を仕留めきれず。挑発だけが空しくこだまする中、マーダービンタ連発で澤田の左目付近や口の中を切って流血させた鈴川が馬乗りになってパンチを連発すると、ついにレフェリーが試合をストップ。鈴川の勝利がアナウンスされた。
勝ち誇る鈴川は「オレは認めねえんだよ。気に食わない」となおも澤田をこき下ろすと、澤田も「いつでもやってやるよ。気にくわねえんだよ。何が闘魂だ」と反論。バックステージでも「何がマーダービンタだ。小川直也、石井慧の方が何千倍も強い。バカじゃねーの。効いてねえよ」と、とことん鈴川を全否定した澤田に対し、鈴川も「おまえじゃねぇ。小川呼んで来いよ」と澤田の存在自体を完全無視。遺恨をドロドロに深めたが、この一戦を見ていた猪木は「今日は竹刀でド突こうかと思った。もっとお互い練習して、一発で仕留めないと、あれじゃ子供のケンカ」とバッサリ。「たまには厳しいことを言わないと」と、心ばかりが先行して技術が追いつかない2人に、激辛のゲキを飛ばした。
第2試合の澤×自演乙、第3試合のハマー×コズロフを目当てについ見てしまいました。
が、澤×自演乙は思ったよりも噛み合わず(もっともっとバチバチやって欲しかった)、自演乙さんがなんか余裕持ってやっていたのがなぁー…。ウワーッと必死になる、あるいは楽しそうに殴り合ってる画が観たかっただけに…残念。
ハマー×コズロフ、ハマーさんはしょっぱなからガンガンいくので好きです。結局、デカい外国人が凄いスピードでドッカンドッカンやることは精緻なレスリング技術と同様、あるいはそれ以上に素晴らしい物があると思うんですよ、ね。
また、コズロフさんもとにかくデカイですし、迫力もある。IGFのスタイル(なんかよくわからない格闘技っぽいスタイル)に噛み合うと思っていたので楽しみにしていました。
出だしこそハマーさんが突っ込んだり、コズロフさんが豪快な払い腰決めたりしたものの、ハマーさんのエクスプロイダーで2分44秒とあっという間に終了。しかも肩をあげていたのにカウント3、と。
ううーん、不完全燃焼。
正直、この2試合が終わった時点で見るのをやめりゃあいいんですが、全部観てしまいました。
藤波×藤原=楽しんだ。正直、IGFにおいてレジェンドマッチを観るとホッとする。
鈴川×澤田
この試合が一番印象に残りました。
個人的には、嫌な言い方ですが「ガチっぽい」非常にバチバチとした展開。
例えば、澤田さんの繰りだすSTS、DDTを鈴川さんは汚く受ける、また受けた後も事もなげに反撃に転じて板ところから非常に異質な空気を出していました。
最終的には張り手と頭突きでダメージを受けフラッフラの澤田さんに鈴川さんはガード上からのパウンド張り手を連発、ただしこのパウンドは澤田さんではなく澤田さんの顔面を擦り抜けてマットを叩く。
まるで「本当だったらお前はマジで酷い目にあってるんだぞ」と脅しているかのよう。
これは、実際に軽くペチペチ当てる以上に説得力があると思います。が、プロレス技=ダメージを与えるものという記号を無視しているどころか、プロレス技っていう記号自体をバカにしてしまっているようにも見えました。
アーツ×鈴木
アーツ×鈴川戦よりも異種格闘技戦としてはお互いに見せ場があって面白かったです。
でも、相手がグローブをしてるから極めづらいっていう解説はどうなんだろう、とも。まあ…たしかに手首はグローブの分太くなりますけど。
藤田&カシン×ラシュリー&スミス
カシン×スミスの攻防や藤田さん、ラシュリーさんの迫力が出ていて良かった。意外にも噛み合ったいい試合だった。
バンナ×モンターニャ
まあ、こういう試合になるでしょう、という試合…。
以上っ