スポナビより
現地時間11日にギリシャ・アテネで行われた打撃格闘技大会「IT'S SHOWTIME」で、日本の山本真弘がショウタイム61キロ級世界王座に挑戦した。
挑むのは過去にムエタイ10冠王アヌワットを秒殺ハイキックで下しているスリナム共和国の王者セルジオ・ヴィールセン。
主役としての働きを期待されたK-1 63キロ級では体格差に阻まれ初戦で姿を消した山本だったが、61キロ級は自らベストと語る自信の階級。3つのトーナメントを制し“国内最強”と言われた60キロ級での輝きを取り戻し、日本人初のショウタイム王者となるのが期待されたのだが……。
その巧みなディフェンスと変幻自在のステップで“スピードマスター”と異名を取る山本だが、ヴィールセンも速いハンドスピードのパンチを振るってくる。
山本は1ラウンド序盤こそボディワークでヴィールセンのフックとストレートをかわしていたのだが、王者はこれで意識を上に集めると、左ひざをボディにグサリ。山本のレバー直撃となるこの一撃でダウンを奪い、1ラウンドからペースを掌握する。
パワーとスピードを併せ持つヴィールセンだが、サウスポーにもスイッチして違和感なく攻撃を繰り出すなど、テクニックでも五分以上に山本と渡り合う。ヴィールセンは手足・左右、どの攻撃も威力があるため山本は気を抜けず、何とか切り込まんとするのだが、不利な局面を打開できない。
3ラウンド、1発2発と右ミドルを打ち込んだヴィールセンは、接近戦で山本の頭を引き下げると左ひざ一閃(いっせん)。これで山本の右目じりを切り裂くとドクターストップを呼び込み、力の差を見せつける形でTKOならびに王座防衛を成し遂げた。一方、山本はこれで泥沼の3連敗となってしまった。
また今大会には11.23「S-cup」に参戦したばかりのアンディ・サワーが、半月ほどの短いインターバルで出場。当初ジョルジオ・ペトロシアンが出場する予定であったが欠場となったため、緊急参戦でパジョンスック・スーパープロサムイと対戦した。
試合はパジョンスックのクリンチと首相撲にたびたび攻めを分断され、サワーにとってはフラストレーションの溜まる展開となったが、前へ出て攻撃を振るう姿勢がこの日のジャッジの支持を受け(他の試合でも前へ出るファイターが支持を得ることが多かった)、判定で勝者となった。
また、ドラゴ、アレクセイ・イグナショフといった日本でもお馴染みのファイターの参戦が見られた今大会だったが、どちらも動きに精彩を欠き、判定負けに終わっている
ということで、昨日J-SPORTS ESPNで放送された番組を観ていたのですが山本真弘さんの敗戦は残念…。しかも、あんな形で敗れるっていうのは本当に驚きました。うーん…もちろん相手のヴィールセンさんが体格やパワーで上回り、強いっていうのもあるんですが…あんな事になるとは…と思うような1Rのカウンター左膝でした…。しかし、あの強い山本真弘さんが三連敗って言うのは信じられない。
サワーさんはパジョンスックさんに転がされるものの、判定勝利。これがシュートボクシングルールだったら…と思うような一戦でした。パジョンスックさんはかつて2005年1月23日GROUNDZEROの土井戦でシュートボクシングルールで試合していますが、それ以来確か参戦はなし。ブアカーオさん、ボーウィーさんと70kgのムエタイ選手は枠が埋まっているかもしれませんが、再び出てほしいなあと思いました。
また、記事本文にはないですが70kgの王者はディレッキーさんが敗れてクリス・ンギンビさんに王座交代。2Rに跳び膝蹴りをダウンを奪いポイントリードをキープして勝利。観客の歓声も欠けたり、解説の魔裟斗さんがダメ出ししたようにダウンシーン以外はしずかな試合だったように感じました。