今日は、菊田沢ミニペックス作品の作成に邁進の日です。
さて、本日のテーマは、長岡局から栃尾局への逓送ルートの謎 です。
サイトーさんの100円均一の箱の中には、昨日の「越後/長岡の初日の丸一型日付印」の仲間が数枚有りました。差出人と受取人が同じです。
ところが、(三島)與板局を経由したものとそうで無いものがありましたので不思議に思い、纏めて買ってきました。
整理すると、以下のようになります。
郵便線路図を見てみます。
明治18年郵便線路図
明治21年5月調の郵便線路図
明治23年郵便線路図
明治31年郵便線路図
明治18年、21年、23年、31年の郵便線路図を並べてみると微妙に変わっていることがわかりますが、長岡局→栃尾局は考えられますが、長岡局→(三島)與板局→栃尾局がわかりませんでした。
紛来かもと思っていたところが、明治21年・明治23年をじっと見ていたら、信濃川が横たわっていることに気付きました。特に明治23年の図には與板局の所に川に向かった線が見えます。
そうです、長岡局から川船で與板局に逓送され、更に栃尾局に逓送された・・・こう考えるのが一番合理的なのです。
如何でしょうか??
なお、明治33年のアイテム7は、越後/長岡 明治33年8月3日ロ便 →越後/栃尾 明治33年8月3日ハ便 とその日のうちに着いています。
明治31年郵便線路図には信越本線が描かれていますので、長岡局 → 長岡駅 → 見附駅 → 見附局 → 栃尾局
と逓送されたと思われます。これなら、その日のうちに配達することが可能ですね。
【アイテム1】
【アイテム2】
【アイテム3】
【アイテム4】
【アイテム5】
【アイテム6】
【アイテム7】
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