WBCの日米決戦は、日本の勝利でしたね。おめでとうございます。会社を休んでTVにかじりついていた同僚もいたようです。

 

 さて、本日のテーマは、紀伊国/日ノ御崎望楼の丸一型日付印 です。

 明治の全郵便局所沿革によれば、この局の名称は「日ノ御崎」であるが、海軍望楼であったため「望楼」の文字を入れたものと思われます。そして、紀伊国と「国」が入っている点も面白い印影です。

 

 手許には兄弟と思われる同一日付(明治38年2月28日)の田型を2点持っています。片方は電信頼信紙に貼付されていますので電報に使用されたことがわかります。もう一つは水剥がしをされていますので、同じ頼信紙に貼られていたものかは確認できません。

 

 

そして、日ノ御崎と改称される前は日ノ岬でした。

〔日ノ御崎海軍望楼電信取扱所の沿革〕

 

〔日ノ御崎の位置〕

 

 因みに、Wikipediaによれば、海軍望楼は、沿岸要所に置かれた、大日本帝国海軍の望楼で、海上の見張、付近を通過する艦船との通信、気象の観測、通報、天気予報および暴風警報、海難報告などを掌ったという。

 

 なお、この海軍望楼に電信取扱所が設けられたのは全国で9カ所ですが、小生は6カ所だけ持っています。完集は出来るのでしょうか?気長に待つことにしましょう。