昨日は木下(きおろし)のイベントに家内とドライブがてら行ってきました。

イベントは以前のブログにも書いた「木下郵便局と吉岡家三代」。

カーナビによると木下駅は我が家から22km。ただし、成田街道を通るルートなので時間が読めません。イベントは13時~16時なので、少し早めに出かけて腹ごしらえして行くつもりでした。

 

 まずは出発に手間取り、遅いスタートになり、案の定成田街道は激混みでした。

カーナビが勝手に別のルートを探し出し、少し遠回りして木下駅に到着したのが13時前でした。

 駅前のYUROという創作イタリアンのお店でランチ。本当に駅前徒歩一分。

見た目は???

 

 出てきたのはこんな感じで、こんなところで(失礼)とてもいいランチが出来ました。前菜・メイン(小柱とホウレンソウのクリームパスタ)・ドルチェ(柿のロールケーキとリンゴのタルトと杏仁豆腐)

 

 お腹もいっぱいになりましたが、いざ吉岡まちかど博物館へ。

(画像はアド街ック天国で放映されたときの画像)

 現地では、白郵を送っていただいているH氏と市川市内の某郵便局長のK氏とばったり。タイトな時間設定なのである意味うまい具合に重なった偶然でした。

 

 現地では1891年(明治24年)に建てられた吉岡家の蔵に、吉岡家の軌跡が展示されています。

今回は木下郵便局の経営と銚港丸(木下~銚子間の蒸気船)の運営を兼ね合わせた展示でした。

パンフレットと展示を担当した村越氏に解説をお願いして、じっくりと展示を拝見しました。村越氏は地域史と交通史を研究されており、今回のテーマも利根川航路に吉岡家が大きく関わっていたことが示されていました。

この方とのご縁は四日市のK氏が取り持って下さいました。

 

 利根川航路については解明できていないことも多く、郵便物にも「船便」のような記載が無いのでルート上の郵便局の中継印があるとヒントになります。

特に木下郵便局の中継印があれば、銚港丸に載せた可能性があることを今回の展示で知りました。皆様のお手元にありませんか??

 

 利根川航路に関わるブログ

 ⇒明らかに利根川航路の葉書? ~JAPEX2021の収穫 | 津田沼徒然草のブログ (ameblo.jp)

 ⇒「千葉県の丸一型日付印の集め方」の冊子入稿 | 津田沼徒然草のブログ (ameblo.jp)

 

 明治34年に成田線が開通した後、利根川航路での郵便逓送が行われなくなりました。

 そして、明治35年には吉岡孝太郎氏(三代目)は郵便逓送に関わらなくなった利根川航路の運航をやめ、銚港丸を売却しました。博物館の道路側に明治37年の碑が残っており、過去からの沿革その他が記載されています。

 

 現地で販売していた冊子。500円ながら内容の詰まった物でした。

 こちらにも銚港丸の記載がありました。(300円)

 

 

さらに、お土産に絵葉書3点を入手しました。(3点で200円)

〔明治11年の郵便線路図〕

 

〔左手前の建物が木下郵便局〕木下郵の文字が見えます

 

〔木下郵便局移転記念〕木下駅前に移転したときの写真

 

田中本から 下總/木下

 

〔木下郵便局の沿革〕

現在の印西郵便局が継承

 

とてもいい勉強ができた1日でした。

(帰りも混んでいて、相当時間がかかりました。東京で行われた千代田会に参加予定でしたが、そんなわけで間に合わず関係者の皆様にご迷惑をおかけしました。)

 

なお、吉岡まちかど博物館の開催日は第一土曜日と第三日曜日の13時~16時です。

したがって、12月18日(日)と1月7日(土)と1月15日(日)の三回です。

東京方面からは上野駅発11時45分⇒木下着12時35分

駐車場も少しだけ有ります。