寝室にしている和室のリフォームが始まりました。外のスペースは一時的な荷物置き場。仕方が無いのでリビングで寝ることになりました。何だか新鮮です。
さて、本日のテーマは、越後/高田の便号無しの丸一型日付印 です。
いずみの例会のサイトーさんの100円均一から出てきました。
年賀状の特別取扱期間に便号活字を入れていないケースは散見されますが、通常便号活字を装填している集配局で便号無しが郵便使用されているのは不思議です。
人為的なミスで、便号活字を漏らしたのかもしれませんが、通常は点検簿で年月日便号を確認しているはずです。
1点目は年賀状の便号無しです。年賀状の特別扱いでしょうか?
2点目は、明治26年7月20日の便号無しです。
配達印は、越後/潟町 明治26年7月20日ハ便です。
比較のために入手したほぼ同時期の明治27年8月3日ロ便は、越後/潟町の同日ハ便が配達印なので7月20日の事例もロ便活字の漏れではないかと思います。
ところで、越後/高田郵便局の沿革は、変化に富んでいます。
ボタ印もあり一等郵便局だった時代もありますが、二等・三等郵便局を行ったり来たりで、局の役割が変化していたことが読み取れます。
丸一型日付印の時代は、二等郵便電信局→三等郵便電信局→三等郵便局→特定三等郵便局→そして明治42年3月16日に再び二等郵便局に変更されているので、このとき櫛型印になっているかもしれません。残念ながらこの局の郵便印の変遷を掘り下げていないので、実際どうなのかは、どなたかの発表をお待ちしたいと思います。