台風で電車も乱れていましたね。今日は帰りがけに仲間と晩酌でした。

 

さて、本日のテーマは、変体仮名「遍(へ)便」の二重丸型日付印。

綺麗な印影を入手したので。

 

津田沼徒然草5周年データブックから進化していませんが、明治16年10月16日から使用された補助便の遍(へ)便は、長年の調査によっても明治17年1月2日より前の事例が確認できていません。

もしかすると、この一カ月半はひらがなの「へ」とカタカナの「へ」が使用され、分別ができなかったことから補助便で変体仮名の「遍」を使った可能性があります。

 

現時点で確認できている変体仮名の「遍(へ)便」の最古データ、明治17年1月2日。

 

この未確認期間の変体仮名をお持ちの方がいるでしょうか?小生の仮説を裏切る事例があれば、また新たな推測が必要ですが、現時点では、この推測が現物から考えられる事実です。