スタンペディアオークションの落札品が届きました。

 このオークションの参戦は初めてで、コロナによりメール入札になっていたので、どうなるかと思っていましたが、以前から探していた意中のものをゲットしました。いずれ作品の中で、お見せするつもりです。

 さて、メインの他に落としたうちの1点、「郵便切手私製貯金台紙」をご紹介します。

 小生は私製貯金台紙を初めて見ましたが、貯金台紙は官製だけではなかったのですね。

 受入日付印は磐城/白河櫻町 明治42年3月25日便号空欄、裏表紙には磐城/白河 明治42年4月2日ニ便の丸一型日付印が押されています。磐城/白河櫻町は明治40年3月16日に3等郵便局として開設されたので、丸一型日付印は2年9か月の使用、非郵便印でもうれしいです。

 

 

 また、この台紙の発行所が「東京神田 博報堂」となっています。広告代理店として有名な博報堂かどうか気になって調べてみると、明治28年に日本橋本銀町に創業した博報堂は、明治30年に神田区末広町に移転しています。大正3年に神田錦町に移転したとのことであり、どうやら、あの博報堂でした。こんな仕事もしていたのですね。一粒で2度おいしい収穫でした。