IHでやっているお店もあるし、
ちゃんと特性を理解すれば、
IHだって十分に使える。

よくIHだからダメとか聞くが、
それは特性をよく理解していないまま
ガス火調理と同じように
調理しているからだろう。

IHは基本的には鍋に電磁気を当てて
鍋そのものが熱源となる。
温まるのはヒーター部に埋め込まれた
コイルに近い部分だけだ。

そして電磁気を伝えるためには
鍋底とヒーター部が接近してないといけない。
だから鍋を宙に浮かせられない。

また、火で加熱するのと違って
鍋肌に熱源が回り込まないので
中心が温まりやすく、
鍋肌は加熱されない。

つまり、鍋全体を加熱したかったら
鍋底から鍋肌まで熱が伝わる時間が
必要になるわけだ。

焼きムラが出るとうまく出来ない
オムレツなんかが、IHでは難しいのは
この部分が問題になるのである。

オムレツでも炒飯でも必要なのは
鍋肌に回した油が煙るまで置いておく事。
これを知らないと加熱ムラができたり
変に焦げたりする。

あとは鍋を極力宙で振らない事。
炒め物なら大きく混ぜる時以外は
フライ返しとか菜箸とかで
しっかり混ぜることが大事。

お湯を沸かす時も同じで、
沸いたと思ったら少し火を弱めて
沸騰しているのがどこか見て
全体的に沸騰していなければ
少し時間を置くことが大事だ。

このブログで1人でもIHの火力に悩む人が
減ってくれると嬉しい。