先日の日曜日、フランセーズ悠さかえという老人介護施設で試合をさせて頂きました
当初おじいちゃんおばあちゃんにどこまで我々のプロレスが通じるのかなって思いました
ネタもいつもよりも昭和のネタでいったほうがいいのか・・・
お笑いを重視するより、プロレス色の濃いほうがいいのか・・・
当日は雨が降っていました
このままだとやむなく屋内でのゴムひもマッチにせざるを得なくなります
どうしても、本物のリングで試合を見せたいと思いました
今では、テレビでもプロレスが見れなくなり、ましてやプロレスが村に来ると言う事はほぼ無いと思われます
昔はプロレスは大衆娯楽であり、テレビの普及に貢献したスポーツだったのです
おじいちゃんおばあちゃんが昔プロレスを見なかったはずがありません
そんなおじいちゃんおばあちゃんに是非本物のリングでお見せしたかったんです
我々のようなプロレスごっこだとしても
試合が始まる時間でも雨は本当にパラパラ降っていました
外のリングで試合をやる事を決定しました
悩みました、
雨に濡れてお年寄りが風邪をひいたらどうしようか?と
なので、全3試合の2試合は外で、メインを施設の中でやろうと決めました
選手入場式でリング上から挨拶させて頂いた時、目の前には車椅子に乗り、傘を差してリング周辺に出てきてもらっている姿が見えました
プロレスを楽しみにしていたのだなって思いました
メインも多少の雨ならリングでやろうって決めました
メインが終わり、恒例のアップルアップル!ですが、おじちゃん、おばあちゃんに半分冗談ですが「車椅子のおじいちゃんおばあちゃんも立って!アップルアップル!やりましょう!」って言ったんです
そうしたら、本当に車椅子から立ち上がって一緒にアップルアップルをやってくれたんです
クララが立った!
状態です
感激しました
感動しました
立つまでに時間はかかりましたが一生懸命に立ってくれました
控え室に戻る際もおじいちゃんおばあちゃんが握手を求めてきてくれました
うれしかったです
本当にやってよかったです
信州プロレスを旗揚げする時、老人施設で試合をしたいって思っていました
やっと3年目ですが、実現させてもらいました
機会があれば、これからももっともっとお年寄りに見てもらいたい!!
そう思いました
信州プロレスが少しでも社会の役に立てる事、ここに見つけたような気がしました
P.S.
私は、今回だけのネタとして「アントニオえのき」というキャラをやりました
おじいちゃん、おばあちゃんがわかり易いプロレスラーということで挑戦してみたのですが・・・
どこまで伝わったのかわかりませんが、普通の大会では封印します・・・
また、老人施設でやれる機会があればまた登場するかも・・・