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医学薬学からアプローチ1-2の続きです。爆笑


統合失調症の症状は、大きく分けて「陽性症状」と「陰性症状」が現れます。
症状の出かた、治りかたにも個人差があります。


【陽性症状】

幻覚:現実でない声が聞こえる。現実でないも のが見える。体の中に何かがいるように 感じる。テレパシーが送られてくる。モ ルモットの臭いがする。自分自身の身体は着袋で、中は泥水のような感覚がする。

妄想:現実には起こらないことを本当だと考えたり、思い込む。誰かに監視されている等々。


【陰性症状】

やる気がでない。身体が重く感じる。とにかく恐怖感がある。感情が乏しい。興味や関心が低くなる。人に会うことが億劫になる等々。


【その他、生活で困ること】

考えがまとまらない。集中できない。覚えられない。イライラ感がある。疲れやすい。眠気が止まらない。逆に、眠気がこなくて、躁状態になり眠れない等々。


症状の回復の流れは、個人差があります。速度は少しずつの場合がほとんどです。

前駆期(症状が現れてくる前触れの時期です。眠れない、不安や焦りが強くなって辛い状態になります。休みたくても休めず、心と体のバランスが崩れます。早めに気づけば、大きな症状を防ぐことができます。)
急性期(一般的に入院ごろは急性期にあたります。はっきりとした症状が現れて、眠れなくなったり、音や気配の刺激に敏感になり、混乱状態になります。)
休息期(急性期後の、エネルギーを消耗した状態がしばらく続きます。エネルギーを充電するような時期です。十分な睡眠や休養のあと、規則正しい生活リズムから回復へと向かいます。)
回復期(気持ちにゆとりが持て、落ち着いてゆったり過ごせるようになります。再発予防のために薬を使い、自分のやりたいことをゆっくり広げていきましょう。)


クローニンジャー博士が、4つの気質(産まれてくる前からある要素)と、3つの性質(育っていくなかで培う要素)、計7つを上げています。

気質:

①新奇性追求
新しいモノやことへの追求

②損害回避
疲れや疲労から逃れること

③報酬依存
対人関係などで、励まし合ったり褒められたりしたい気持ちが湧くこと

④持続
続けること

性質:

⑤自己志向
自立して成長しようとする気持ち

⑥協調性
他人と上手く生きていける性質のこと

⑦自己超越性
全てがひとつであると感じること

統合失調症の患者さんは、②と⑦以外が欠けてしまう傾向があります。または、全ての要素がちゃんとあるけれど②や⑦の要素が特に優れて出てしまうのです。

次回、統合失調症についての論文の医学薬学からアプローチ1-4から続きを読んでいただけるとありがたいです。ニコニコ

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