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統合失調症という精神疾患をご存じでしょうか?
誰しもがなる可能性のある精神的な病です。
100人に1~3人くらいがかかる身近な病気です。
どんな症状かと言うと、幻覚(幻聴、幻視、幻臭、体感幻覚など)や、妄想、興奮などがあります。
全身白い人間達が自分を、追いかけてきたりする幻覚があったり、幽霊らしきモノを見たりする人もいれば、謎の声が聴こえてきて、その声の出所を頭に機械が埋め込まれているからだと思う人もいます。また、電磁波殺害されると思っている人もいます。
もっとひどいと、その幻聴の声の主が世の中を支配していて、自分のいたたまれなさや不道徳を理由に、自分や世の中がめちゃくちゃにされていると思い責任感を感じ過ぎて苦しんでいる人もいます。
また、自分の悪口を他人に言われている感じがリアルにしてくる人もいます。
「死ね!」とか「あんたみたいな奴は最低な人間!」など酷いことを言われることが多く傷つくことを言われます。
心の中をみんなに見破られている!と思い、恥ずかしさの極みを味わっている人もいます。
音楽が鳴り止まなかったり、鳴ってもいない電話の音が聞こえてきたりする人等々います。
あと、幻聴の声は女の子で、その女の子は森の中に置き去りにされているスーツケースの中でバラバラにされている!といった妄想にかられる人もいます。
幻聴はなくても、誰かに監視されていると思う人もいます。
怒りっぽくなったら統合失調症の始まりのサインです。
発病は、育て方や性格には関係ないと今はされています。でも、個人的には育っていく時の環境がかなり影響を受けている気がします。
発病率に地域差や男女差はありません。
医学では発病の原因ははっきりしていませんが3つの仮説があります。
①神経ネットワーク障害 シナプス仮説
脳内には1000億個もの神経細胞(ニューロン)がありシナプスにより電気信号を送っていて、神経細胞の低下によりこの電気信号のキャッチボールが上手くいかないという仮説です。
②前頭葉の機能の低下仮説
前頭葉と側頭葉の萎縮による脳の体積の減少があげられます。鬱病の人はこの脳の機能の低下が当てはまります。
③MRI 近赤外線トポグラフィー仮説
脳内の血流診断によることで統合失調症の治療をするというものです。
今は主に、①シナプス仮説が主な治療になっています。
ドパミンなど脳内の精神伝達物質とストレスが関係しています。ドパミン等については後に書いてありますから。
病気の経過は、適切な治療によって回復していきます。
病気が良くなったあと、再発の予防が必要です。
自分の幻聴が取れたと思って、治った!っと思って無理すると再発することは多々あります。
アガムの法則が大事です。
ア: 焦らない
ガ: 頑張り過ぎない
ム: 無理しない
これが大事です。
統合失調症の症状には、陽性症状と陰性症状に大きく分けられることが多いのですが、タイプがあって、劇場型、妄想型、体感型、緊張型などがあります。
劇場型は、SFドラマみたいに突然症状が出ます。
自分の家が改築中で、実は家がロケットでこれから我が家が宇宙に飛ぶ準備をしていると思い込み、そこから幻覚と戦いながらどんどん妄想していく劇場型&妄想型になります。
単に妄想型の人は、警察に捕まるのではないか?などのことをいろんなパターンで思い込んでいる人や神様からメッセージがきて、自分を全知全能になったと思い込んでいる人等々のことを指します。
体感型は、突然、身体中に虫が這いつくばっている感覚が取れないで、不快の極みで苦しんでいる人などの人のことを指します。これを体感幻覚とも言います。
緊張型は、幻聴に口止め(幻聴からの指令で、話すな!等々言われる)されて、何も言えずひたすら我慢したりして身体がとにかく緊張状態が取れず、苦しい思いをしている人などの人のことを指します。
陰性症状の場合、イライラしたり、何も興味が持てなかったり、倦怠感が激しく身体が思うように動かせません。身体が重く感じられます。
次回、統合失調症についての論文の医学薬学からアプローチ1-2から続きを読んでいただけるとありがたいです。
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