アナウンサー受験において、初めから順調にいって内定した人は
本当にごくごく一部だと思います。
では、内定した人たちは、どんな苦労や失敗から這い上がってきたのでしょうか。
面接やESの通過率が劇的に上がったターニングポイントについて
福島テレビアナウンサーの古賀ひかるさんに
じっくり伺いました!
本物の声で自分を語り
自分を好きになる人を増やしたい
フリーアナウンサー&就活プロデューサーの内山久美子です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
私が講師を担当させていただいている
法政大学 自主マスコミ講座(通称:自主マス)では、
マスコミ就職を目指す学生さんが毎週土曜日の午後、
市ヶ谷キャンパスで切磋琢磨しながら学んでいます。
私はアナウンサーコースの講師として、
もうかれこれ20年以上関わらせていただいていますが、
なぜこんなに長く続けていられるのかな、と時々考えるのですが、
自分では味わえない感動を、
学生さんから沢山いただいているので、
それがやりがいになっているのかな、と思います。
毎年、法政大学では、自主マス出身のアナウンサー内定者が
武道館での卒業式・入学式の司会を務めています。
※法政大学2022.3.24 学位授与式 in武道館
左:朝日放送2022入社・平野康太郎アナ
右:福島テレビ2022入社・古賀ひかるアナ
そんな私が、もらって嬉しい報告・・・というのがいくつかありまして、
その中の一つが、
入社した学生さんが、アナウンサーとして、
「初鳴きしました!」という一報を受けた時です。
初鳴き、というのは、アナウンサー業界特有の言い方らしいのですが、
入社した新人アナウンサーが、研修を終えて、初めて、メディアでアナウンスすることで、
ニュースだったり、お天気だったり、その担当はテレビ局によって違います。
そんな中、
自主マス出身でこの春(2022)に入社した
福島テレビの古賀ひかるアナウンサーから
「初鳴き」の第一報をこの夏、いただきました。
(初鳴きの心境は、ご本人のブログからご覧下さい。)
そんな古賀アナと初鳴きの感想を聞きがてら、
久しぶりにお話をしました。
そして、自然と話は、苦労したアナウンサー受験の話題になり・・・。
ちなみに、古賀アナのアナウンサー受験は、決して楽なものではありませんでした。
私から見ても、よくここまで頑張った!
と思うくらいの頑張りと強い信念がありました。
そんなお話の中で、古賀アナが、今振り返る、
「ここが転機だったかもしれない!」と感じたポイントが、
今、就活を頑張っていらっしゃる皆さんの参考になるのではないか、と
思いましたので、
古賀アナ全面協力による、
アナウンサー受験の転機になった3つのターニングポイントを
お伝えしたいと思います。
まず、単刀直入に、
彼女が、これが就活の転機だったかもしれない!
と振り返ってくれたのは、
以下の3つでした。
①いい子ぶらない動画にしたこと
②12㎏のダイエットができたこと
③みかん好きを極めたこと
まず、古賀アナは、大学3年の5月から行われた
アナウンサーのキー局インターンでは、とても苦戦しました。
その原因として、以下の原因を挙げています。
すごい自分、人よりも優れている自分をアピールをしなくてはいけないと
勘違いしていて、自分を良く見せようとする動画やちょっと背伸びした自己PRを話していました。
福岡出身の古賀アナは、小さいころから、体を動かすことが大好きで、
大学では、男子しかいないドッジボールサークルに女子一人所属し、
男子メンバーの足を引っ張らないよう、頑張って練習をしていました。
当初、自己PRでは、その男子に負けない根性や強肩(きょうけん・肩が強いこと)を
アピールしていました。
しかし、それを語っている自分がそもそも自分らしくない、
男子に負けないように頑張っていたのは確かだけれど、
女子の私は相手からしたら、格好の標的。
真っ先に狙われて、即 THE ENDということも多々あった。
それを隠して、強肩自慢だけしていも、
自分の「素」をアピールすることはできない。
そう感じた古賀アナは、キー局インターン全敗を機に
動画の内容を一新しました。
本当のことを自虐を込めて笑顔で言ってしまおう・・・。
この開き直りで「人柄」が伝わったのが良かったのか、
その後、準キー局から一気に光がさしました。
まず、これが一つ目のターニングポイントでした。
①いい子ぶらない動画にしたこと
貴重!古賀アナの実際のエントリー動画より↓
そんな中、コロナで大学の授業がオンラインになったことを受け、
古賀アナは福岡の実家に戻ることになりました。
実家でまず変わったのは、食生活でした。
料理が好きなお母さまが、和食中心の食事を作ってくれ、
3食きちんと食べたら、日課の散歩。
コロナ禍でなかなか自由な行動が出来なかった期間です。
でも、時間だけはたっぷり・・・。(笑)
そこで、有り余る時間を使って、古賀アナは、
自分に関するゆかりの地を全部歩いて、
今、どうなっているか見てくる、という
「思い出散歩」を思いつきました。
小学校・中学校はもちろん
本来は自転車で行っていた高校や
大好きな場所まで、
散歩の距離が10キロを超えることもざらだったと言います。
※写真はイメージです
すると、あらまあらま!!
体がどんどん軽くなり、
体重がどんどん減っていくことも楽しくなり、
気づいたら、な、な、なんと12キロのダイエットに成功!!
私が久しぶりにZOOMで面接練習をさせていただいたときには
もう、全くの別人で(笑)
とても垢ぬけた印象を受けました。
「え、他に、食事抜いたとか、筋トレとか、しなかったの?
本当に食事と散歩だけ?」
と何度も、聞きましたが(笑)
ご本人曰く、
「プラスがあったとしたら、アナウンサー受験のプレッシャーです。。。」とのこと。(苦笑)
確かに!!
それはありますね。(笑)
そんなこんなで、
やはり人間12キロも痩せれば、別人です。(笑)
痩せたことも手伝って、
少し自分に自信が持てるようになった、と、ご本人ものちに振り返っています。
2つ目のポイント
② トータル12㎏のダイエットができたこと
さて、そんな古賀アナ、
面接の自己PRでは、何について話をしていたかというと・・・
↓
↓
↓
「みかんがとっても好きなこと」
でした。
「え、そんなことでいいの?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
「結局、みかんの話が一番私らしく話せて、
また面接官とも盛り上がりました。」
・・・とのこと。
これを読んでくださっている方の中にも
みかん好きな方はいらっしゃるかもしれません。
確かに、ただ単にみかんが好き♡だけでは弱いですね。
古賀アナは、全国のみかんを取り寄せては食べるほどのみかん好き。
年間に食べる量も、これまた、なかなかの量でした。
ちなみに、面接では、
どこのみかんが美味しかったか、という話題で盛り上がったそうです。
この、古賀アナの「みかん好きエピソード」は、
「自己PRは、自分のすぐれたところをアピールするもの」という
固定観念をお持ちの方は、少し驚かれたかもしれません。
でも、実際、面接をやってみるとわかります。
大切なのは・・・。
面接は、
自分らしさをアピールできるエピソードの中で、
面接官も共感してくれるもの
であることが大事だということを。
自分の好きなものが結局一番、自分らしく話せたという話は、
多くの先輩方からも聞きますね。
ポイント3
③みかん好きを極めたこと
いかがでしたでしょうか。
この他にも、もちろん影での努力は沢山あったと思いますが、
この3つのポイントはとても大きなターニングポイントだったそうです。
「良い子ぶらずに、素の自分を見てもらおうと思った時から面接が楽しくなりました。
自虐ネタの使い方も重要ですね。(笑)」
とのこと。
※自主マスコミ講座祝賀会にて
何を話せば、自分らしいのか、
実はこれが一番難しかったりしますが、
自己PRで悩んでいる方は、是非、
友達に聞いてもらうなどして、
何が人に共感してもらえて、あなたらしいのか、
是非やってみてください。
※自己PR作りの一助になれば・・・と思い、
「自己PR動画講座」を作りました。
過去の通過事例や、ダメ自己PRの分析などについて、
私が解説しています。
気になる方は、こちらからご覧下さい。
(記事の最後にもご紹介しています)
福島には縁もゆかりもなかった古賀アナ。
でも、受験している途中から、これがご縁か・・・と思うことが沢山あったそうです。
色々大変だったけど、入社した今は、
「やっぱり頑張ってよかった」と心から思える毎日だそうで、
そんな背中を押せたことを、私も心から嬉しく思います。
古賀アナのご活躍を心から、願っています。
アナウンサーに限らず、
なりたい職業のために頑張っているあなたに届きますように・・・。
フリーアナウンサー
内山久美子
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アナウンサー受験の疑問に
就活講師歴22年の内山がズバッとお答え!
・アナウンサー受験はどこを見られてる?
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・受験にまつわるコネ・学歴・容姿の謎
基本、本音しか書いていません(笑)
あなたの背中をそっと押せたら幸いです。