真夏でも「マスク」が必須な毎日
 
 
「ただ単純にマスクをするだけでも苦しいのに、かぶり物をしているお仕事の方は、

どれだけ大変なんだろう」と思う夏です・・・。

 

 

 

 

「暑くないですか?」

 

 

 

 

以前、お仕事でご一緒させていただいた「仮面ライダー」のスーツアクターさんに思わず訊ねたこの質問。

 

 

・・・その配慮とプロ意識あふれるお答えは、今でも私のお手本です。

 

 

 

 

※お写真は、イベントのHPよりお借りいたしました。

 

 

 

 

 

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本物の声で自分を語り

自分を好きになる人を増やしたい

フリーアナウンサー&自己PRアドバイザーの内山久美子です。

 

今日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「暑くて大変ですね」と言われたら、なんと答える?
 

 

猛暑です。

暑いです。

「暑い」しか出てきません・・・。

 

マスクをしているだけでも、暑いこの夏・・・。

 

 

特定の防護服だとか、

衣装だとか、

かぶり物をしなくてはいけない職業の方は

 

 

いったいどのくらいの暑さと戦っていらっしゃるのだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

では、あなたがもし、

 

 

その「特殊な環境で暑さと戦っていらっしゃる方だとして」

 

 

周りから

 

 

「暑くて大変ですね~」

 

 

と声をかけられたら、

 

 

あなただったらなんと切り返しますか?

 

 

 

 

 

うんざり?軽くあしらう?丁寧に答える?
 

 

誰が見ても、暑さと戦っているのがわかっている状況で、

 

 

「暑くないですか?」

「暑かったでしょう?」

「暑くて大変ですね」

 

 

と聞かれることは、よくあることだと思います。

 

 

そんな時、どう答えるか?

 

 

 

 

 

 

恐らくですが、

 

 

たいていのかたは

 

 

 

「あ~ありがとうございます。いや~、ホント大変です」

 

 

という感じで、

 

 

ねぎらってくれたことに感謝しつつ、

 

 

笑ってお返事をするのかな?と思います。

 

 

 

 

 

 

でも、もしかしたら、

 

 

人によっては、

 

 

内心、チッ、また同じこと聞かれたよ・・・

 

 

と思って、

 

 

「あ~暑いですよ」

 

 

と適当にあしらうのかもしれない。

 

 

 

 

 

また、別の人は

 

 

暑いに決まってんだろ!

 

 

・・・と思って、露骨にうんざりした顔をするのかもしれない。

 

 

 

 

 

みなさんにも、きっと、同じようなことがあると思います。

 

 

「珍しい苗字ですね」

「背がお高いんですね」

「ずいぶん日焼けしていらっしゃいますね・・・」

 

 

そんな

 

 

 

▼あまりによく聞かれる質問・・・

▼初対面で必ず聞かれる、しょうもない質問・・・

▼あなたに関係ないでしょ?と思う、うんざりな質問・・・

 

 

 

 

実は、この「当たり前なうんざり質問」にどう答えるのか・・・というのは、

 

 

前々から、個人的にすごく興味があって、

 

 

これって、人柄が出るな~、と常々思っています。

 

 

 

 

 

そして、得てして、

 

 

いわゆる

プロ・・・

一流・・・

 

と呼ばれる方々は

 

 

このお答えが秀逸です。

 

 

 

 

 

人柄が垣間見えるトークショー
 

 

私は、アナウンサーという仕事をさせていただいてもう27年になりますが、

 

沢山あるしゃべりのお仕事の中でも、トークショーの仕事が大好きです。

 

 

これまで、タレントさんやスポーツ選手など300回以上のトークショーを担当させていただいていますが、

 

 

台本があってないようなお仕事なので、

 

 

その方の、素敵な「素」の部分が引き出せたりしたら、とても幸せです。

 

 

 

※実際のトークショーの様子 (イベントHPより)

 

 

 

 

その際、

 

 

進行上、どうしても聞かなければいけない「ど定番な質問」というのが必ずあったりして、

 

 

「あ~この質問って、もう何回も聞かれて、嫌だろうな~」と

 

 

質問をする、私自身が思うこともあります。

 

 

 

でも、

 

 

その受け答えって、本当にその方の「素」が出るんですね。

 

 

お仕事ですから、よそ行きの顔をされていても、

 

 

あ、これ、うんざりされてるな・・・

 

 

と、微妙に感じることもあれば、

 

 

 

もう完全にネタとして完成されていて、すごいな・・・

 

 

と感動することも多々あったりして、

 

 

こういった、プロの方の秀逸な切り返しに、触れることができるだけで、

 

 

本当にこの仕事を続けていて良かったな~と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

レジェンド・・・と呼ばれる、

 

 

皆が憧れる

 

 

一流の方になればなるほど、

 

 

「丁寧な切り返しをされる」

 

 

傾向がある、と個人的に思っています。

 

 

 

 

 

 

司会者いらず? 仮面ライダー トークショー
 

 

さて、前置きが長くなりましたが、

 

 

以前、この真夏のさなか、仮面ライダーのイベントの司会をさせていただき、

 

 

出演する俳優さんと3日間、トークショーをさせていただきました。

 

 

 

※「仮面ライダージオウ」 常盤ソウゴ役の奥野壮さん (イベントHPより)

 

 

 

 

 

この時は、「仮面ライダービルド」と「仮面ライダージオウ」に出演されている俳優さんがゲストとしていらっしゃいましたが、

 

 

特にビルド俳優お三方の「トーク力」と「チームワーク」が素晴らしすぎて、

 

 

私が一つ質問をすれば、あとは、自然に会話を盛り上げてくださる状態で、

 

 

司会者としては、とても「助かる」現場でした。(笑)

 

 

 

何度も聞かれるであろう定番質問にも、

 

それぞれが、役の特性を生かした秀逸な答えを持っていて、

 

また、それが、いわゆる「台本に書かれたようなありきたりな答え」ではなく、

 

いち個人として、ちゃんと現場に適した生きた言葉だったことに、さらに感動しました。

 

 

 

※左から 桐生戦兎役:犬飼貴丈さん/ 万丈龍我役:赤楚衛二さん /  猿渡一海役:武田航平さん

 

 

 

※詳しいトークショーの内容に関しては、ブログの最後にリンクを貼りましたので、

よろしかったら合わせてどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

もう一人の主役・・・スーツアクター

 

 

さて、そんなイベントの中、私が感動した出演者の方がほかにも・・・。

 

 

そう、いわゆる特撮ヒーローものには、なくてはならない

 

 

スーツアクターさん!!

 

 

 

いわゆる戦隊ものや着ぐるみの「中に入っている人」です。

 

 

この方たちなくしては、戦隊ものは成り立ちません。

 

 

 

この日も、アクションといえばJAE(ジャパン アクション エンタープライズ)

 

 

旧:ジャパンアクションクラブ(略称:JAC)の

 

 

 

俳優さんがいらしていたわけですが、

 

 

 

本番前のウォーミングアップから

 

 

 

全身全霊で表現する本番のパフォーマンス、

 

 

 

そして、舞台の裏で控えていらっしゃる時でさえも、「常にヒーロー」であり続けるプロ意識

 

 

 

私は、終始、舞台袖で感動が止まりませんでした。

 

 

 

 

 

スーツアクター どれほど暑い? 気絶との闘い

 

 

聞くところによれば、

 

 

スーツアクターは、まず全身タイツのようなものを着たうえで、

 

 

通気性ほぼ0のライダースーツや装備など色々装着するので、

 

 

 

その段階で、かなり行動範囲が狭められてしまうそうです。

 

 

(頭や肩、腕にあれだけ色々つけたら、普通は動けません。(笑))

 

 

 

視界もかなり狭いと伺いますし、

 

 

 

その重さと暑さに耐えながら、

 

 

 

あの派手なアクションをするわけですから、

 

 

 

その過酷さたるや、

 

 

 

想像を絶します・・・。

 

 

 

 

 

ある有名なスーツアクターさんが、とあるインタビューで

 

 

「もう暑いなんてもんじゃない。いつも気絶との闘いだ!」

 

 

とおっしゃっていたといいますから、

 

 

スーツアクターさんの過酷な現場がどれほどか・・・

 

 

想像にかたくありません。

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ聞きたい・・・どれほど暑いのか。

 

 

スーツアクターさんが、気絶するほどの暑さと戦っていらっしゃる・・・

 

 

だから、こそ・・・

 

 

私は、もし聞けるチャンスがあるのなら、

 

 

是非、「生の声でそれを聞いてみたい」

 

 

と思いました。

 

 

 

プロが一体、どんな切り返しをされるのか・・・。

 

 

 

 

 

 

そして、そのチャンスは、イベント終了後、ご挨拶のときに突然やってきました!

 

 

 

ついにその時が!「暑くないですか?」のプロのお答え

 

 

イベントのステージプログラムも無事終わり、

 

 

スタッフの皆さんも撤収の準備にさしかかった時、

 

 

帰り際に、スーツアクターの方が、スタッフの方に対してご挨拶をされたとき、

 

 

ちょうど、私のところにもきてくださったので、

 

 

もう、これは伺うしかない!と思い、

 

 

思い切って、長年温めてきた質問をぶつけてみました。

 

 

 

 

 

内山:「今日は本当にお疲れさまでした!

 

もう沢山の方に聞かれてうんざりされていらっしゃるかと思うのですが、

 

あの衣装は、暑くないですか?

 

 

 

 

 

あ、あ、あ、ついに、聞いてしまった!!

 

この、ど素人レベルの、ド定番な質問!!

 

こんなことを聞いて、失礼だと思われやしないか・・・

 

そんな不安が一瞬よぎった直後、

 

 

スーツアクターさんは、こともなげに笑顔でこう答えたのです。

 

 

※伺ったときは、すでに平服(普段着)の状態です。

 

 

 

 

 

 

 

「あはは!(←めちゃめちゃ爽やかな笑顔で)

暑くないといえば、嘘になりますね。

 

でも、最初にボディタイツのようなものを着るのですが、

それを着た瞬間に、身が引きしまるのか

暑さのことが気にならなくなるんですね。

 

でも、終わって脱いだら、汗、吹き出しますよ。(笑顔)

 

 

 

 

 

 

 

 ※仮面の下の爽やかな笑顔を想像しながら、ご覧ください。

 

 

 

 

その、あまりにも爽やかで、穏やかな、プロ意識あふれるコメントに、

 

 

私は、うなりそうになりました。

 

 

凄いな・・・と。

 

 

 

 

 

決して、質問した相手を馬鹿にすることなく、

 

だからといって、自分の立場を自慢するわけでもなく、

 

ボディタイツを着れば、暑さを忘れるけれど、

 

脱げば、普通の人に戻るんだ・・・という

 

ウィットにとんだ大人な笑いまでいれこんだ、

 

まさに、プロのコメント・・・。

 

 

 

 

おそらく、これまでもたくさんの方にねぎらわれてこられたんだと思います。

 

 

そんな中で、どう答えたら、相手のかたにも喜んでもらえるか、

 

 

一生懸命考えてたどりついたコメント・・・そんな印象を受けました。

 

 

 

 

 

 

勇気を出して聞いてよかった・・・。

 

 

スーツアクターさんは、アクションだけでなく、

 

 

コメントもプロなヒーローでした。(笑)

 

 

 

 

 

 

今日のまとめ

 

 

今回、スーツアクターさんのユーモアとプロ意識あふれるコメントを伺って、

 

何気ない質問こそ、大事にしなくてはいけないな~と思いました。

 

 

 

 

 

ただ単に「暑くないですか?」

 

 

と聞いただけ。

 

 

 

でも、

 

 

その受け答えで、私は一瞬でファンになりました。(笑)

 

 

 

これからは、仮面ライダーを見るたびに、

 

 

あのまぶしい笑顔とコメントが思い出されそうです。

 

 

 

 

 

 

そして、全国の着ぐるみ・変身をされているご職業のみなさん、

 

 

心から応援しています!!

 

 

 

 

 

 

職業柄、普段は人にインタビューをすることが多い私ですが、

 

 

質問を受けたときには、

 

 

質問された方が、幸せになるような答えができるよう

 

 

さらに「言葉の技術」を磨きたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

みなさんも「当たり前にされる質問」の答え

 

 

ちょっと工夫してみるのは

 

 

いかがでしょうか?

 

 

 

 

フリーアナウンサー

内山久美子

 

 

 

 

*********************

 

合わせてどうぞ♡

 

★仮面ライダートークショー、台本はあるの?の質問にお答えしたブログ↓

 

 


★「変身ポーズ」どんな依頼の仕方をしたら正解か?を書いたブログ↓

 

 

 

 

 
 

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