次の日、私は桜井さんに電話した。
会って話がしたい、と伝えた。
少し困惑していたけど、明日ならいいよ、と言ってくれた。
そのあと、タカコに電話した。
桜井さんにフラれた、と報告した。
今晩行く!
と電話を切られた。
いつも心配してくれてありがとう。
私の大切な人。
20時過ぎにタカコは来てくれた。
私は桜井さんにフラれたこと。
彼には新しい女性がいること。
明日会って、私の気持ちを聞いてもらう予定であること。
それらを話した。
「カオルコ…大丈夫?」
心配してくれてありがとう。
うん、大丈夫!!
なんかスッキリしてる!
…なんでこんなに気持ちが晴れやかなんだろう?
寂しいとか悲しいとか、もちろん思うけど、、
でも、昨日までの沈んだ気持ちは小さくなっていて、そう、スッキリしていた。
「ねぇ、お腹すいたー。なんか作って!!」
タカコはうちにくると、私に料理を作るようねだることがある。
うん、世話になったから、何か作らせていただきます。
私とタカコは、スーパーに材料を買い出しに行くため、マンションから出た。
「ね!向こうから歩いてくる人、超イケメン!!」
…じゅ、潤さん!?
「…なにやってんだ?」
「えっ?知り合い!?」
タカコは驚きながら、潤さんと私の顏を交互に見る。
うん、友達!!
「マジ!?」
目を輝かせるタカコ。
あー、潤さん?
友達のタカコです。
「どーも。高梨潤と言います。」
ペコリと頭を下げる。
いつもと違う丁寧な雰囲気に可笑しくなった。
タカコも挨拶している。
「あー、お仕事の帰りなんですねー!へー!」
タカコのテンションの高さにも可笑しくなった。
「今から夕食作るので、一緒に食べませんか?」
食事に誘ってるし(笑)
…そうだよ!
キーマカレー作ってあげるから、一緒に食べよ!!
「作ってあげる、って(笑)上からだな。」
と微笑む。
「カオルコー、早く材料買ってきてよ!!私、潤さんとアンタの部屋で待ってるから♪」
タカコに鍵を奪われる私。
タカコに連行される潤さん(笑)
私は自転車を疾走させ、スーパーへ。
帰りにコンビニで、3人ぶんのスイーツを購入し、自宅へ向かった。
マンションに着くと、エントランスから…
潤さん!?
が、出てきた。
潤さんも私に気付き、
「わりー。仕事に行ってくる。」
そっか。
気を付けて!
頑張って!!
「おう。今度カレー作れよな。楽しみにしてるから。」
うん!
あ、これ!
コンビニで買ったプリンを差し出す。
「あぁ、サンキュー!」
ポンポンと私の頭を撫で、去っていった。
「サラリーマンって大変なんだね。」
部屋で待っていたタカコが言った。
こんな遅くに会社から呼ばれるなんて…
大変だ…
私はカレーを作り、タカコと一緒に食べた。
…潤さんにも食べてもらいたかった。
「えっ!?あんたたち、そういう関係!?」
ち、違うよ!!
ニヤニヤ笑うタカコ。
「あの人のおかげで、案外元気なのかな?良かった!」
と嬉しそうに笑った。
うん。
タカコと潤さんが居てくれるからだね。
ありがとう。
心の中で何度も呟いた…。