こんにちは。原野未知です。
先日、ママ友から長文のLINEが送られてきました。
中身は、子どもの心配ごといろいろ。
最後に、
「愚痴ってごめんね」
と書かれていました。
以前の私なら、こんな時は、変な意味、ちょっと張り切っていました。
せっかく私に相談してくれたんだから、何か気の利いた返事をしてあげなくちゃ。
何なら、悩みを解決してあげねば。
せっかく頼ってきてくれてるんだから、「ああ、原野さんに相談してよかった」って思ってもらえるように頑張ろう。
そう思って、真剣に考え、思いつく限りのアドバイスをしていました。
そして、だからこそ、そういうメールやLINEをもらうと、ちょっと気が重くて、憂うつな気持ちになってもいました。
でも、本当に相手が求めているのは、そんな返事なのかな?
考えてみたら、私だって、ちょっとぐちぐち言いたくなることはたくさんあります。
家族のこと。
ママ友間のこと。
親のことや子どもの学校のことや、世の中のことや、ちょっとした出来事や、いろいろと。
本当に悩んでいて、本当に解決策を求めているときは、ママ友にちょっとLINEで、なんて軽く投げたりはしません。
逆に言えば、軽くLINEで、というときは、ただ単に誰かに聞いてほしいだけだったり、ちょっと話してすっきりしたいだけだったり、共感してほしいだけだったり、ということがほとんどなはずです。
そこに、重たい返事で、
「そういう時は、こうしたらいいよ」
「それは考え方を変えてみたらどうだろう?」
みたいな、変な提案をされても、相手も困惑するはずです、きっと。
だから、重い返事はなしにして、
「わかるよ、そういうこと、あるよね」と共感してみたり、
「そんなことがあったの?大変だったね、お疲れ様」とねぎらったり、
「それはないよねえ」と一緒になって怒ってみたり、
そんな返事を送ることにしています。
何の解決にもならないけれど、でもそれでいいんです。いいはずなんです。
特に女性は、話すことですっきりすることってよくありますよね。
誰かに聞いてもらって、「わかる!」と言ってもらうだけで、安心したり、心が軽くなったり。
だから、気の利いた返事を送ろうなんて思わなくても大丈夫なんだなと思うのです。
相手の「ねえ、聞いてよ!」に、「聞くよ!なになに~?」と軽く応えることで、相手の気持ちも軽くなってくれたら、私も幸せな気持ちになります。
LINEでも「聞き上手」になれるといいなあと思っています。
皆さま、今日もステキな1日をお過ごしくださいね!