デバイス | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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「ボクシングへの愛がもう残っていないんだ」

試合後のアミール カーンの言葉である。

オリンピック銀の肩書を引っさげ鳴り物入りでプロデビュー、破竹の快進撃からアメリカや世界中のトップと対戦し、試合内容の面白さからカリフォルニアやラスベガスでも人気のスター選手。ボクサーとしてもエンターテイナーとしても大変優れていてスパーリングですらエンターテイメント性を重視する摩耗を恐れない姿勢が印象的な炎のような電撃のような選手である。

カーンが最初に脆さをみせたのはプレスコット戦だったと思うが、後にクロフォードがプレスコットを踏み台にして上昇したようにその他スーパーライト、ウェルター級の世界トップと比べると余りにも攻撃に軸を置き過ぎたスタイルが仇となった。

しかし
やはり華麗なボクシングである。
対戦レジュメも素晴らしく、トップ中のトップ達以外は皆見事に競り落としているキャリアも過酷だが勇敢で素晴らしい。







ところで、
闘い続ける男を奮い立たせるのは一体何か?
名誉、富、家族、愛、欲、怒り、憎しみ、楽しみ

よく聞く引退後のボクサーを待ち受ける試練としてはパンチドランクだけでなくアルコールや薬物や異性への依存症、糖尿病も多いらしい。

現役でも引退でも、試合あっても無くても、当たり前ですが、ボクサーたるもの生活を律せねばならんのですな。






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