PPVスターとなっているチャーロが
敢行した完全統一戦が引き分けという形となり、
三タイトルと1タイトルが決裂したままの
スーパーウェルター級。
多くがカスターニョの勝利を支持しており
チャーロ自身はカスターニョの強さを評価しつつも
相手より強力なパンチをより多く打ち込み
総合的により大きなダメージを与えたのは自分であるがボクシングはラウンド毎の採点であるので引き分けは認めていて、自分は真の王者としてどちらにしろより疑いない内容で勝つ事を目的としていると表現。
その再戦が直接行われるのか、例の如くIBFが指名戦を発令するのか?そうするとIBF王者のチャーロへの指名挑戦権がかかる試合も気になるところであるが、WBO 王者カスターニョにも同様にWBOから一位であるティム チュー相手の防衛戦の司令が来るのが現実味を帯びてくる。
ライト級ではテオフィモがおそらくIBF指名防衛戦を挑戦者カンボソスのホームであるオーストラリアに持っていかれそうなのでタイトルを手放すだろうという流れの中では、オーストラリア側がチューの指名挑戦に力を入れる事も十分考えられる。
チュー自身はカスターニョ戦を勝てる試合と感じているようで、チャーロと直接対戦できなくともチャーロに勝利した実績がある元WBC王者ハリソンとの対戦も現実的なようである。
四団体統一と言えば
バンタム級で
世界の舞台での躍進に期待の掛かる井上も
四団体統一戦に向けて指名挑戦者を一蹴してしまうなど実力を誇示し着実に前進しており、リゴンドーやドネアという役者もいる中では
バンタム級四団体統一戦は
PPVに組み込まれる可能性が案外高いかも知れない。
例えば
リゴンドー対カシメロの興行は
トリプルヘッダーで
ラッセル対ロドリゲス!やWBA暫定王座戦のウォーレン対バスケス!という試合があり、
彼らが現在バンタム級四団体統一レースにおいて
ダークホーシーズだろう。
ウェルター級では
パッキャオ対スペンス
が迫る中
クロフォードのTR離脱からのウェルター級トップ戦線への参入とそこからの花形階級での完全統一レースに期待もかかるが、
WBOが王者クロフォードに
ポーター戦の司令を出した!
四団体統一なるかウェルター級
ダニー ガルシアのインタビューで
スペンスは肉体的に非常に強靭だが
対戦した中で最高のパンチャーではなく、
サーマンの方がパンチャーとしては上、
自身が対戦した中で最高のパンチャーは
マティーセだったそうである。
クロフォード参戦がポーターとなる流れで
サーマンはこれから誰と絡むのか?
ところで
世界に羽ばたく日本人選手達を語る上では現在
フライ級の中谷にも注目が集まる。
日本タイトル戦で阿久井が桑原を最終回で沈めたが
阿久井の一ラウンドKO勝利を予想していた我々としては、両者共に優れたパンチャータイプとボクサータイプであるが、コロナ禍で世界の舞台に行く日本人として井上や中谷正義に続く現WBOフライ級王者中谷潤人との間にはそれなりの開きを感じた。
しかし阿久井にはやはりパンチャーズチャンスがあり、サイバージャパンダンサーズが出てくる程の舞台で実力を証明しているので、次のステップアップがどういうものか期待がかかる。
おまけ