フォンブース | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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ボクシングしよか?




今ではあまり見る事がなくなった電話ボックス

海外ボクシングの俗語で、ファイターが至近距離で打ち合う様を電話ボックスの中で殴り合うのに見立てて揶揄したものである。

似たもので、相手を無視して単に拳を振り回しながらの喧嘩腰の突進などをバムラッシュという。


今回サンダースが目前の試合を蹴り飛行機に乗る可能性が高いのは、ベールを脱いだ電話ボックス、明らかに小さすぎるリング、があるからである。


 

 


もしリングが
スーパーミドル級適正幅になれば
今回の試合は非常に興味深いものである。

無敗で王者のサンダースはスタイル的にカネロの弱点とされるものであり、今後カネロが同じようなタイプでより優れていたり大きかったりする相手にどうなのかという意味でも試金石である。


プロモーターはマッチルームだがダゾーンとの大型契約中のカネロをここでコケさせたくない気持ちはわかるが、電話ボックスはあからさますぎないだろうか?


そもそもリングという球技でいえばコートやフィールドが一定じゃなく優力側との交渉に委ねられるという意味ではボクシングというスポーツでBサイドをやる事の過酷さを物語っている。


勿論色々な経験をしなければならないし
過保護にボクサーを育てるのは間違っているが
このマグニチュードの舞台にあがるレベルで
こんなにあからさまにボクシングリングへの
ビジネスの皺寄せが現れるのは
珍しいのか?





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