光免疫療法の
一番のすごい点は
効果なのですが
この効果を生み出している
発想が
実はすごいのです。
従来の抗ガン治療と違う点は?
これまでのがん治療と
光免疫療法の
1番の違いは
「抗体の使い方」です。
抗体は
今まである物質(抗原)と
結合することによって
その抗原を排除する
もしくは
機能を失わせるために使われていました。
しかし
光免疫療法での
抗体の使い方は
船で例えると
「くさび」みたいな役割です。
つまり
抗原のある場所(細胞)に
結合しさえすればいいのです。
その後は
光を照射すると
光感受体である物質が
細胞膜を破壊すると言う流れになります。
具体的には
非小細胞肺がんの
30から40%に
EGFR遺伝子の変異が認められます。
この変異のために
細胞内で
常に
EGFR受容体が
活性化状態になってしまい、
細胞がドンドンと増えていくのです。
これまでの
抗ガン剤(酵素阻害剤)では
EGFRに結合して
この活性を抑えるという手法でした。
また
EGFRに対する
抗体
たとえば
ペムブロリズマブ
(商品名 キイトルーダ)
を使って
活性をなくすことが目的でした。
一方、
光免疫療法では
EGFRに結合しさえすれば
抗体の役目は終わりです。
光免疫療法と
これまでの抗ガン剤治療との
1番の違いは
この抗体の役割に集約されます。
