今日、卒業式でした。
わたしは公立行くんで、ほとんどの子と中学一緒なんですけど、
隣のクラスの先生にもらい泣きくらって泣いてました(笑)
とはいえ、式が終わった後は男子やら友達やらとワーワーギャーギャー騒いでたんで、泣く暇なかったんですけど。
卒プリも行ったし、すんごい清々しい気分です♪
さあ、物語のほうもとうとう卒業っ・・・!
・・・なんだけど・・・?
「わあ!!カワイイ!」
「メッチャにあってるよ!」
「え!?おまえ私服!?やべえじゃん!!」
な、会話が飛び交う6-1。
・・・今日、とうとうこの日が来てしまったのである。
・・・卒業式。
が・・・スグに事件が起こったのである。
「先生ィ!!赤崎が居ません!!」
全員そろったと思われた午前8時55分。
突然、あかりが声をあげた。
「え!?」
先生が、驚きの声を漏らす。
いくらなんでも、卒業式をサボるなんてありえない。
欠席届けもでていないし__
クラス内に、不安がよぎった。
通学中に、何かあったのだろうか__?
7時55分。
勇真は、いつもどおりの道を通って学校へ向かっていた。
正直、かなりメンドくさいが、女子の泣きヅラを拝みにいくのも悪くない、と思ったのだ。
桜の木の角をまがり、裏路地に入る。
車が走ってきたので、勇真はあわてて足をとめた。
そのときだった。
”ミャ~”
どこからともなく子猫が現れ、道路に飛び出したのだ。
車にひかれるっ!
いつのまにか、勇真の身体は動いていた。道路に走り込み、子猫を抱いてうずくまった。
”プップップーー!!”
「うわっ、このガキ、血まみれだぞ!」
「うるせー、飛び出してくるから悪いんだ!逃げるぞ!」
9時15分。
式まで、あと15分だ。
6-1のみんなは、校舎じゅうを探し回ったが、どこにも見当たらない。
悠一と麗菜が校庭を探したが、こちらも見つからなかった。
先生が保護者に連絡を入れれば、もうすでに家を出たとのこと。
これはもう、通学中に何かあったとしかいいようがない。
しかし、ここで誰かが探しに行けば、もう式には間に合わない。
「・・・どうしよう・・・」
先生が、頭をかかえていたときだった。
「先生、俺ら、赤崎を探しに行きます。」
6-1全員の先頭に立った、蒼渡が言った。
「でも、それじゃあ・・・」
「先生、行かせてください!」
「俺らの式は、全員そろってなきゃ意味ねーんだよ!」
「式に間に合わなくても、俺らで式やればいいだろ!」
「そうだ!」
・・・みんな。
先生は、スっとうなずいた。
彼らが、傷だらけになって猫を助けた勇真を連れて戻ってきたのは、式がとっくにはじまった10時10分だった。
それなのに、
彼らは、何も言わず、笑顔で卒業していった。