{きずな}
コンコンッ・・・
またなにか音がする・・・しかも、さっきからデカくなってきてる・・・
コンコンッ・・・コンコンッ・・・
____あれ?こうきとユリがいない?・・・
コンコンッ・・・
「こうきぃーー!!ユリぃーーー!!」
返事は返ってこない___
コンコンッ・・・
そのとき、真後ろで音がした。ゾっとして振り向くと___
「あああああっ!!!」
バサッ・・・
とびおきると、そこはオレの部屋___
そしてオレはベットのうえだった。
「・・・夢、か・・・・・・」
きずきがいなくなったあの日。オレたちは結局きずきを見つけられずに、しかも音の正体すらわからないまま帰った。
夜の11時まで探したのに__しかもオレらだけじゃなく、母さんも父さんも、きずきのクラスのやつも全員に情報がいったらしく、一緒に探してくれた。
次の日も、その次の日も__
警察にだってとどけた。でも、あれからもう___3ヶ月以上も経ってるのに___
唯一の手がかりともいえない手がかりが、オレが毎晩見てる夢だった。あの音が何回も聞こえたあと、後ろに・・・
しかもその音、毎晩近づいてきてるみたいなんだ。絶対なんかありそうなんだけどさ__
{ユリ}
いま、わたしたちは登校中。
でも___きずなからもの凄い暗いオーラが・・・
あたりまえだよね・・・家族がいなくなっちゃうなんて・・・
で、でもっ!わたし、今日はすごいニュースがあるんだから!!
「ねえきずな!」
「・・・っ!?お、オウ?」
ボーっとしすぎ・・・
「わたしねぇ~!見つけちゃったの!」
「知るか。」
「というか何を?」
きずな冷たっ・・・まあいいや、ルキトが気をきかせて聞いてくれたし!
「きずきの手がかり!」
「・・・はあああああああっ~~~~!!!???」
「マジ?あ!きずき!?」
「手がかりってなんだ!?もったいぶらずに教えろ!クソババア!!」
「すごいじゃない、ユリ!」
えへへ~!!
「「「「で、手がかりって!?」」」」
それはねぇ~!!