時々何でだろう。
眠れなくなる夜がある。
考え事をするのは常日頃だが
答えを出したくて考え事をして
答えを見つけても落ち着かなくて
一体何がしたいのかと言えば…
〜 解き放つ 〜
ということ。
心の中で、モワリモワリと渦を巻き
うねりを上げ
どうしようもなくなり
解放しなくてはいられない感覚。
解き放たずにはいらない。
感情なのか言葉なのか心なのか
過去未来現在なのか
形なのか感覚なのか
絵なのか詩なのか写真なのか。
きっとそれら全部なのかも知れないと
気付く。
布団から起き上がり
ここを離れられないのならばと
言葉を一つ一つ紡ぐ。
生み出さずにはいられない感覚。
これは一体何なのか。
持って生まれた星みたいなものか。
母が私を身籠った時に
巻物を口にくわえた
人間の身体の何倍もある
大きな大きな龍が
お腹に向かって入り込んだという話。
その巻物は何なのかずっと考えていた時がある。
一つの答えを出そうとばかりしていたが
必ずしも答えが一つであるとは限らない。
私の場合
それは複数のことだったんだろうと
先程思い至る。
すぐに答えが出せそうな筈なのに
これだ!という合致の感覚を伴って
理解するまでかなり時間がかかってしまった様に
感じる。
解き放たれたい。
私は解き放たれたい。
空へ飛びたいのか?
星を掴みたいのか?
輝きたいのか?
夢を描きたいのか?
人を想い描きたいのか?
恋い焦がれたいのか?
神秘を見つけたいのか?
真実に出会いたいのか?
真理を極めたいのか?

そう
それらは一つに絞るものではなく
私が望む全て。

全てであるがそれは一つであるみたいな。
一つにしなければならないのではない
全てであることが一つであるのだ。

私は解き放たれる。
私は解き放たれる。

言葉を紡ぐことで
感情を解放することで
タブララサに書きなぐることで
キャンバスは彩られる

私のアトリエ
人生は私のアトリエであるのだから。