DAOKOの「さみしいかみさま」が

頭に流れてきた

 

最近では歌謡曲を聴いていると

詩の言葉にものすごく心が

揺り動かされるので

どんなに良い曲に出会っても

ひたすらリピートし続けるのは

厳しいものがある

 

だけど彼女の声は

それを抑制するほどの艶がある

 

憂いにも似た

儚げで淡い感触のある

冷んやりとして美しい

その声に心を奪われる

 

透明度が凄く高い

 

詩の世界がどうしても

どこか

刹那の世を感じさせて

最後には

切なさを伴った佗しさの

空間に心が到達してしまう

 

そうなる前に

エンドレスリピートを止める

 

そうしていなければ

どこまでも彼女の

綺麗な青の闇夜にさらわれてしまう

 

分かっていても彼女の

歌声が恋しくなる時がある

こうして思い出してしまうと

音楽を宇宙に向けて

響かせてしまう

 

開け放たれた甘く淡く

澄んだ世界

虹色の空を見るように

 

高い視点を感じる

 

でなければこういう詩は書けない

 

月の裏側に回って

銀河を巡り

キラキラに光る宇宙の星々を

集めて

金平糖のように

あたり一面に散りばめてみたい

 

月の裏側から太陽を

目指して

藍色のカーテンを

開けて

虹のプリズムでいっぱいにしたい

 

美しい音霊を

美しいまま心に響かせ続けるために