瀬戸内国際芸術祭2022 ~⑥伊吹島~ | applejamな休日

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秋会期も11/6に終了し、

瀬戸内国際芸術祭2022が無事、幕を閉じました。

 

 

 

「瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)」は、

瀬戸内海に浮かぶ

香川県の島々を舞台とし、

3年ごとに開かれる現代アートのお祭りです。

春・夏・秋の3会期にわたって開催されます。
 

 

 

詳細はこちら、公式サイトで↓

 

 

 

春会期の記事はこちら↓

 

 

夏会期の記事はこちら↓

 

 

 

ほんとはもっと回りたかったんですが、

この伊吹島で、

私の瀬戸芸2022も終了です。

 

 

観音寺港から約30分。

 

 

 

道は細く急な坂。

島の人たちの足はバイク。

 

 

 

 

 

パサング  by メラ・ヤルスマ+ニンディティヨ・アディプルノモ

地元の漁師さんが船に持って行った

小さな家型のお守り「ふなだま」がモチーフ。

 

 

 

 

トイレの家  by 石井大五

旧伊吹小学校の校庭に建つ。

建物にはいくつものスリットが施され、

特定の日に光が差し込むように設定されている。

もちろんトイレとしての使用も可。

僭越ながら、私も利用させていただきました(笑)

 

 

 

 

 

展示会場となっている旧伊吹小学校。

衣装はパサングが初展示された際のイベント用にデザインされたもの。

実際に着用して儀式が行われた時の映像が流れる…

 

 

 

 

 

 

 

ものがみる夢「海の庭」 by KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS 

手前の水面のように見える部分は、

実際に使用されていた漁網を幾重にも重ねたもの。

ぽつんと「ふなだま」が置かれている。

 

 

 

 

ものがみる夢「島の庭」 by KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS 

こちらも、かつて島で使われていた「水」にまつわる品々。

島では「水」が貴重品だったことから、

それを忘れないために。

 

 

 

 

 

 

そして、校庭に準備されたテントでお昼。

島のおばちゃんたちの手作りお弁当。

いりこ飯、いりこの天ぷら。

伊吹島名産の「いりこ」をたっぷり使った素朴な味のお弁当。

おいしゅうございました。

ごちそうさまでした。

 

 

 

 

イリコ庵 by みかんぐみ+明治大学学生

廃材などを利用して作られた休憩所。

近くにあるジェラート屋さんで買った

素材の味を生かしたジェラートを食べて一休み。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにもパサング。

後ろの建物がまたステキ。

 

 

 

 

 

つながる海  by ゲゲルポヨ

インドネシアの6人組アーティスト集団の作品。

旧郵便局の建物を利用して、

海は世界を隔てているのではなく、

世界をつないでいるのだと。

「郵便」というシステムもまた世界をつないでいると。

吊り下げられているのは

影絵芝居で使われる革細工の技法を生かした作品。

 

 

 

 

墓地の傍らを抜けて。

 

 

 

 

産院の跡にある作品。

 

 

 

伊吹の樹  by 栗林隆

産院とは言うものの、

ここは出産後の女性が養生するための施設「出部屋」だった。

鏡張りの樹の中から見ると

世界は今までとは全く違ったものになる。

 

 

 

 

 

 

伊吹島民俗資料館にもパサングが。

こちらの建物、元は幼稚園だったのかな?

小さなトイレや低い位置にある手洗い場が、

既にアートっぽい。

 

 

 

この後すごく急な坂道をどんどん下って、

港の近くまで一気に戻り…

 

 

 

 

 

 

浜辺の歌  by マナル・アルドワイヤン


船乗りの無事を祈って行う儀式に倣って、

火をつけたナツメヤシで作られた作品。

木造船を造っていたという場所で。

 

 

 

 

 

ただただ穏やかな瀬戸内の秋の海。

 

 

 

 

 

 

島の歴史や暮らしと深く結びついた作品の数々。

美しい海と空。

すべてが平和で幸せな時間でした。

 

3年後の瀬戸芸2025も楽しみです。

そして、

瀬戸芸が開かれていない

日常の島の日々も見てみたいと思いました。