いま住んでる集合住宅、ベランダに、鳥が入ってこないよう鳥避けの網が張られているんだけど、
一昨日くらいにすずめが一羽、どこからか迷い込んできてた。
隣の部屋とうちの部屋のベランダを行ったり来たり、非常時は蹴破る仕切りのやつの上側を、
外に出たそうに、バタバタと飛んでた。
生け捕りにして放してあげたかったけど、
今朝、うちのベランダで息絶えてた。
うちのベランダでよかった、って思った。
隣の部屋、誰も居ないもの。
コンクリートの上で腐敗していくより、
土に還してあげたいじゃない。
驚いたのは、
タオルに包もうとすずめの亡骸を持ち上げたとき、
「おまえにも子どもがいるの?」
って言葉が出てきたこと。
子どものために餌を探しにきて迷い込んだすずめってイメージが浮かんだんだろうね。
私には子どもいないのに不思議。
10年前なら、
「おまえを待ってる恋人はいるの?」
って話しかけてたかもしれない。
すずめが子どものために餌を取りに行くとか、いつが繁殖期だとか、詳しく知らないけど。
他の生き物に掘り返されないようちょっと深めに土を掘るくらいしか考えられなかったけど。
あの一角におまえが眠ってるって、ここに住んでる間は私たぶん覚えてる。
逃してあげられなくてごめんね。

