前回、「トランジットの冥王星が出生の太陽にスクエアになった経験」を書いたのですが、これをお読みの方の中には、「あれー?トランジットの冥王星が出生の天体にハードなアスペクトを作った時期に、何事もなかったよ?」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
実は、トランジットやプログレスの影響を受けにくい配置というものもあります。何だと思いますか?
例えば、出生図で、太陽と冥王星がスクエアやオポジションといったハードアスペクトを作っていれば、太陽にトランジットやプログレスの冥王星がスクエアやオポジションを作っても影響は受けにくいです。
要するに、一生太陽と冥王星のハードアスペクトの影響を受け続けているので、トランジットやプログレスで同じ配置になっても、その時期に取り立てて変わったことが起きることは少ないということです。(「念のため注意してくださいね。」とはお伝えしますが・・・)
こういうアスペクトを持っている方は、「一生困難に注意」というシビアな鑑定になってしまうのですが、普段から困難に直面しているので、対応慣れしてくるということはあります。自信を持って困難に対応してください
それとは逆に、トランジットやプログレスの影響を受けやすい配置というものもやっぱりあります。
それは出生図でノーアスペクトの天体です。
ノーアスペクトの天体は普段色々な経験をしづらいので、その分トランジットやプログレスの天体がアスペクトを作ると、振り回されやすいのです。
ノーアスペクトの天体に、トランジットやプログレスの天体がハードアスペクトを作る時期は、注意するようにしてくださいね