トランジット海王星の影響って? | 夢みるホロスコープ

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前にトランジット天王星のお話を書きましたが、引き続きトランスサタニアン(冥王星・海王星・天王星)のお話です。

 

土星以遠にあるトランスサタニアンは、土星の持つ「常識やルール」を超えていきますので、トランスサタニアンが個人天体などにアスペクトを形成すると、「えっそんなことある?全然予測できなかった!」ということが起きることがあります。

 

トランスサタニアン以外の天体と比べて、一つのサインを通過するスピードが遅いので、そんなに頻繁にアスペクトを形成しないのですが、いったんアスペクトを形成すると、影響が大きく、長いです。

 

今回は、トランジット(経過)の海王星の影響について考えていきます。

 

トランジットの海王星は、関わる天体等を曖昧にするとか、夢見がちにすると言われています。

 

自分自身の経験で検証すると、出生図の天体にT(トランジット)海王星がコンジャンクションになったり、ハードアスペクトを作ったりした時はかなり「迷い」がありましたね。

AもBも間違いではない、でも自分としてはどちらを選ぶのか・・・?

また、身の回りに次から次へと厄介な人が現れたりもしました。

 

出生図の天体にT海王星がソフトアスペクトを作る時は、はっきりといいことが起こらなくても、「何となく」いい雰囲気になると言われています。

 

天王星は突発的な出来事が起こる→それをどうにか乗り越えなくてはいけない・・・というわかりやすさがあるのですが、海王星がハードアスペクトを作ると、選択の決め手がなかったり、起こる出来事に明確な理由がなかったりして、なかなか気持ちがスッキリせず、精神的にやや不安定になってしまいがちです。(メンタルが強い人はあまり影響を感じない場合もあり、結構個人差があります。)

 

でも、海王星が去った後には、自分で気付かなくても潜在意識が変わっています。

「迷わない自分」になることはできませんが、「自分は迷ってもいいんだ。焦らずにいれば、何が一番良いのかいつか必ず決めることができる。」とリラックスして自分の心に寄り添えるようになります。

 

何か、思い通りにいかない時があっても、曖昧なことがあっても、それはそれとして人生を楽しめるようになってきます。

それは海王星がくれた、人生の財産なのでしょう。

 

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