クリスマスにまつわる花の毒性 | Love Flower and Ohana 2

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自然の不思議や美しさ、命の神秘を感じて自然の恩恵を生かしながらアトリエにて創作活動、レッスンなどの日常で感じたこと、
アトリエにいるオカメインコ、ウサギ、熱帯魚などの動物たちやベランダガーデンでの自然考察もアイデアメモとして綴っています



先日のクリスマスリースレッスンで使ったHolly(セイヨウヒイラギ)で葉の刺にささったときに刺さったところが虫刺されのように腫れて痒くなったことでふと毒とかあるのかな?と
調べてみたら色々面白かったのでまとめてみますね😄

まずはそのセイヨウヒイラギ


ニホンヒイラギよりも葉っぱがまるいイメージだったので油断してたらチクンとビックリするような痛みで葉っぱをよく見たら
なんとトゲというよりもっと鋭い針のようなものがついてました‼
魔除けの意味合いを持つ植物って言うのがよくわかります。
調べてみるとサポニンという食べると嘔吐や胃粘膜がただれる有毒成分が含まれているとか。

次はクリスマスシーズンに必ず出回るシクラメン
シクラメンは特に根、茎に
シクラミンという嘔吐下痢や神経麻痺、痙攣、発作等を引き起こす毒成分があるそうです

シクラメンと同じく出回る
ポインセチアにも実は毒成分があるそうで

フォルボールという有毒成分を含んでおり
ペットが間違って食べると皮膚炎を引き起こすそうです

他にも
クリスマスベリーは果実に
クリスマスカクタスは樹液に有毒成分があるそうです

クリスマスに因んで


クリスマスの季節よりもっと後に出回り咲くのにクリスマスの名がつくクリスマスローズ
こちらにも皮膚炎、水泡、不整脈を引き起こす有毒成分があるそうです。古くはヨーロッパでは狩りの時に矢じりに塗る毒としても使われていたとも言われています。


じゃあ毒性が全て悪かというとそうでもなく、
例えばセイヨウヒイラギの葉に塩を混ぜると関節炎に効き、赤い実はコレラや赤痢、腸の病気などに効き、また血管組織を収縮させる収斂剤になると言われたりしていたそうです。

そして毒があるならなぜ鹿がセイヨウヒイラギの葉を食べるのか、ナメクジがシクラメンの根を食べるのか、猫がシクラメンの花びらを食べるのか疑問が残ります。
でも自然界で生きている動物たちはきっと媚薬がわりに、体調を整える薬がわりにその様な植物の微量毒成分を活用しているのかもしれませんね。

植物の毒成分のないものを野菜と呼ぶようになり毒成分のあるものが鑑賞用となったという説もあるようですから植物には毒があると思って皮膚の敏感な人は素手で樹液や草の汁など触らないように、一見美味しそうに見えても口に入れないなどの注意は必要でしょうね。

とはいえシクラメンもクリスマスカクタスもポインセチアもこの時季とってもきれいで目を引かれますものね✨大人はそれほど問題になることはなさそうですが小さなお子さんやペットが間違って食べないように気を付けながらシーズンのお花を楽しんでくださいね✨