自分にとって夏の終わりを感じる曲は、山下達郎さんの「さよなら夏の日」と、フジファブリックの「若者のすべて」です。
「さよなら夏の日」は、ここ2〜3年の間に、夏の終わりが近づくと自然と聴きたくなるようになりました。山下達郎さんの柔らかく澄んだ声と、バラード調のメロディが心に染み渡り、特別な夏の思い出があるわけでもないのに、なぜか胸が締めつけられるような寂しさを感じます。「もう来年まで、あの暑さを感じることはできないのか」と、理由もなく切なくなるのです。
この曲は1991年にリリースされたシングルで、CMソングとしてテレビから流れていた記憶もあります。当時はその良さに気づけなかったかもしれませんが、今になってようやく、その魅力が心に染みるようになりました。自分の中では、夏に別れを告げる一曲です。
もう一曲は、フジファブリックの「若者のすべて」。この曲は、必ずしも“夏の終わり”をテーマにしているわけではないと思っていますが、歌詞の中にある「最後の花火に今年もなった 何年経っても思い出してしまうな」というフレーズが、どうしても夏の終わりを想起させます。
この一節を聴くたびに、胸がキュッと締めつけられるような、切ない気持ちになるのです。不思議な力を持った曲だと思います。
今年も、もうすぐ夏が終わっていきますね。音楽とともに、季節の移ろいを静かに見送る時間が、少しだけ愛おしく感じられます。