石井琢朗氏が、2026年シーズンから巨人の二軍監督に就任が正式発表された。
石井氏は2020年に巨人の一軍総合コーチを務めていたが、当時の原辰徳監督との意見の相違から三軍コーチへ配置転換され、最終的に辞任した過去がある。今回の復帰は、因縁のある巨人での“再挑戦”とも言える。
とはいえ、石井氏は育成のスペシャリストとして定評があり、広島・ヤクルト・横浜・巨人と複数球団で指導経験を持つ。鈴木誠也、岡本和真、村上宗隆らの成長に関わったとされ、退団後もオファーが絶えない逸材だ。
巨人では先日、桑田真澄氏が二軍監督を退任。フロント入りを打診されたものの、現場での育成にこだわり辞退したとされる。そんな中、イースタンリーグ優勝を果たした二軍は、ファーム選手権で中日に惜敗し日本一を逃した。
石井氏が監督に就任すれば、育成重視の方針が強まる可能性がある。ファームからどれだけ一軍に選手を送り込めるかが鍵となりそうだ。勝利と育成のバランスをどう取るかは球団の方針次第だが、二軍にも勝ちにこだわる姿勢を期待したい。
巨人では生え抜きが監督になるのが暗黙のルールとされており、石井氏が将来的に一軍監督に就任する可能性は低いかもしれない。ただし、阿部監督の交代時には一軍コーチとして残る可能性も十分にある。
重要なのは、一軍・二軍・三軍の連携が取れていること。育成方針がバラバラでは選手が迷い、成長の妨げになる。逆に、組織として一貫性があれば、巨人はより強いチームへと進化するだろう。現役時代は2000本安打と投手から野手に転校しレギュラーを掴んだ苦労人でもあり、伸び悩んでいる選手を一人でも多く一軍へと導く采配をファームの試合を通じてしてほしいものだ。