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書きたいことを書くだけさ

自分の興味の趣くままに、文字を紡ぎ出す時には作曲した曲を貼り付けたりもします。

織田哲郎と大黒摩季という豪華な顔ぶれによるコラボ楽曲『憂鬱は眠らない』。
にもかかわらず、世間的にはほとんど注目されなかった“隠れた秀作”と言っても過言ではありません。

📺 タイアップのドラマと放送時間の“すれ違い”
この曲には一応、テレビドラマのタイアップが付いていました。
読売テレビ・日本テレビ系の朝ドラ『のんの結婚』の主題歌として起用されていたのです。
しかし、放送時間は関西で平日朝8:30、東京では朝10:00。
織田哲郎や大黒摩季の楽曲を好む世代にとっては、視聴が難しい時間帯でした。
さらに、ドラマの内容と楽曲の世界観があまりリンクしていない印象もあり、タイアップ効果は限定的だったように思えます。

🎬 ドラマ『のんの結婚』の背景
主演は田村英里子。主人公・のんが結婚に至るまでを描いた物語でした。
この作品は、読売テレビ・日本テレビが制作する朝ドラとしては最後の作品となり、以降は制作が終了するという節目のドラマでもありました。

🎹 曲の聴きどころ──神がかったオルガンソロと熱量
この曲の最大の聴きどころは、中盤に登場するオルガンソロ。
神がかったようなキレ味があり、織田哲郎のエレキギターやブラスセクションとの絡みも絶妙です。
歌唱時のテンションも含めて、その瞬間にしか生まれ得ない熱量が詰まった一曲です。

📀 プロモーションの不在と“幻の名曲”化
この曲は、織田哲郎と大黒摩季がテレビなどで歌うこともなく、CDのみのリリースという形でした。
そのため、両者のファン以外にはほとんど知られることがなかったと言えるでしょう。
当時の織田哲郎は『いつまでも変わらぬ愛を』をリリースし、DEENやZARDなどに楽曲提供するなど、作曲家としても絶頂期。
一方、大黒摩季はメディア露出を控える戦略を取っていたため、二人がレコーディングスタジオ以外で共演する機会はなかったようです。

📊 チャート成績と“もしも”の可能性
• オリコン最高位:18位
• 売上枚数:約11.6万枚
スマッシュヒットとはいえ、世間的なインパクトは限定的でした。
もしもタイアップのドラマや放送時間が違っていたら、曲とドラマが“ウィンウィン”の関係を築けたかもしれない——そんな“もしも”を感じさせる一曲です。