これからヒットしそうなドラマを考えると、やはり「職業もの」が強いジャンルです。現在は刑事ドラマや医療ドラマが毎クール必ず放送されていると言っても過言ではありません。捜査や治療の裏側を描くことで、視聴者に新しい知識や驚きを与えられるからこそ人気が続いているのでしょう。
では次に来るのは何か?私は「ニッチな職業」をテーマにしたドラマだと思います。例えば、総務部に焦点を当てた作品。出張申請や経費精算をきっかけに社内の不正を暴くストーリーは、現代的でリアルな面白さがあります。あるいは教習所の教官を主人公にしたドラマ。
教習所の教官を主人公にしたドラマは、過去に2作品ある訳ですが、現代の教習所は人口減少により変わってきているので再び描くのもありかなと考えます。
さらに、システムエンジニアやプログラマーを主人公にしたドラマも可能性があります。サスペンスに振るか、恋愛に振るかで方向性は変わりますが、現代社会に密着したテーマとして注目されるでしょう。
逆にほとんど見かけないジャンルは「守衛が主人公のドラマ」。田山涼成さんのような俳優が演じれば、日常の中にある意外なドラマ性を引き出せるかもしれません。
こうした作品はテレビ東京の深夜枠で「ほのぼの系」として放送すれば、意外な反響を呼ぶ可能性があります。最近は視聴率だけでなく、TVerの再生数やSNSでのバズも成功の指標になっています。
どこかで火がつけばヒットにつながるでしょう。
ヒットするドラマの条件は「考察したくなる展開」と「次回が待ちきれないワクワク感」。さらに、見終わった後に意外な発見がある作品は強いです。押し付けではなく自然に知識や気づきを刷り込むようなドラマは、ためになると同時に人気も出やすいでしょう。
一方で、最近は「当たり前に進行して当たり前に終わる」安心感のあるドラマが少なくなっています。視聴者に精神的な安定を与える作品も、これからの時代には必要とされるのではないでしょうか。