北九州市の小学校で、授業中に使用していたタブレット端末が異常発熱して煙を上げ、小学5年生の女子児童が指に軽いやけどを負う事故が発生しました。事故を起こした端末は日本HP(ヒューレット・パッカード)製の「Fortis Flip G1m 11 Chromebook」と報じられ、安全性が確認されるまで市内の全小中学校で同型機約7万4,000台の使用停止措置が取られています。教育現場での安全管理に注目が集まる中、事故原因の究明が進められる一方で、「学校で使われている端末はどのようなスペックで、価格はいくらなのか」と気になった方も多いのではないでしょうか。今回は事故の対象となったChromebookの値段やスペック、特徴について解説します。
「HP Fortis Flip G1m 11 Chromebook」の価格とスペック
【実売価格と市場での位置付け】教育機関・法人向けに提供されているモデルで、一般的な市場での販売価格は約5万6,000円〜6万6,000円(税込)前後です。GIGAスクール構想などの自治体・学校単位での一括導入(大口調達)においては、専用ペンや長期保守保証、運用管理ライセンスなどがセット組みされて納入されるケースが一般的です。
【主なスペック・仕様一覧】
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OS:ChromeOS
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CPU(プロセッサー):MediaTek Kompanio 520(省電力性に優れた8コアプロセッサー)
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メモリ / ストレージ:4GB(LPDDR4X) / 32GB(eMMC)
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ディスプレイ:11.6インチ HD(1366×768) タッチパネル対応
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形状:コンバーチブル(360度回転ヒンジにより、ノートPCモードとタブレットモードの両方に対応)
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重量:約1.18kg〜1.19kg
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バッテリー駆動時間:約15時間〜16.4時間(急速充電「HP Fast Charge」対応)
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頑丈設計:米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)準拠、防滴・キートップ脱落防止構造
まとめ
学校教育のデジタル化が進む中で導入された「HP Fortis Flip G1m 11 Chromebook」は、頑丈な防滴筐体やタッチパネル、ペン入力対応など、児童が学校で使いやすい工夫が詰まった約6万円前後の教育向け端末です。しかし、どれほど耐久性や利便性に配慮されていても、バッテリー等のトラブルで子どもがけがをしてしまっては元も子もありません。
北九州市が予防的措置として7万台規模の使用停止を行なったように、教育現場におけるICT端末の運用には、利便性やコスパだけでなく、徹底した安全性の検証とメーカー側の迅速な事故対応・原因解明が強く求められています。