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書きたいことを書くだけさ

自分の興味の趣くままに、文字を紡ぎ出す時には作曲した曲を貼り付けたりもします。

YouTubeでASKAの楽曲を聴いているうちに、中村雅俊さんの『風の住む町』に辿り着きました。この曲がASKAさん(飛鳥涼)による書き下ろしであることは知っており、刑事ドラマ『さすらい刑事旅情編』のエンディングテーマとして何度も耳にしていました。

当時は「いい曲だな」と感じる程度でしたが、しばらく後にASKAさん自身のアルバム『SCENE II』でセルフカバー版を聴いた際、その楽曲の深みや雰囲気に惹かれ、大好きになりました。そして数十年が経過した今、改めて中村雅俊さんの『風の住む町』を聴いて、その背景に気づき驚いたのです。

このシングルには、飛鳥涼さんが作詞・作曲を手がけた表題曲のほか、織田哲郎さんが作曲したカップリング曲『ONE MORE HEART』が収録されています。どちらも素晴らしい楽曲であり、今振り返ると作家陣の豪華さが際立っています。しかし、シングルの売上は約1.5万枚と振るいませんでした。

その理由として、プロモーションの不足が挙げられるのではないかと感じます。当時、楽曲を提供した作家陣の名前が前面に出されていれば、もう少し注目されたかもしれません。実際、翌年1991年には、飛鳥涼さんはチャゲアスとして『SAY YES』で大ブレイクし、織田哲郎さんも『おどるポンポコリン』のヒットで広く知られる存在でした。そんな二人の手がけた楽曲がなぜ売れなかったのか、不思議でなりません。

こうした楽曲は、稀に時間が経ってから再評価されることもありますが、現時点では話題に上がることが少なく、「知る人ぞ知る隠れた名曲」といえるでしょう。