阿部監督の不祥事で巨人は失速か 今季優勝は厳しいと感じる理由 | 書きたいことを書くだけさ

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巨人は今シーズン、優勝は厳しいのではないかと思う。

監督が家庭内での暴行事件を起こし、途中でベンチを外れる。そして、そのまま指揮を執れない状況になるというのは、球団にとって極めて大きな痛手だ。

通常、シーズン途中で「監督代行」が立てられるケースは、成績不振による休養がほとんどである。しかし今回は、監督自身の不祥事によるもの。これはかなり異例の事態と言っていい。

今後、阿部慎之助はしばらく野球の現場から離れることになるだろう。しかも「家庭内暴行」という言葉だけが独り歩きしやすく、世間的なイメージ悪化も避けられない。

もともと今年の巨人は、上位チームである東京ヤクルトスワローズや阪神タイガースとの対戦成績が良くなかった。暴行事件発覚前日にも阪神に敗れ、4連敗。交流戦で立て直しを図りたいタイミングだっただけに、この騒動はあまりにも痛い。

ここまで46試合を消化して24勝22敗。一応は勝ち越しているものの、内容を見ると「何とか食らいついている」という印象が強い。

ただ、阿部監督には「ここを落とすと危ない」という試合をギリギリで拾って踏みとどまる傾向があった。今年も7連勝を記録するなど、完全に崩れ切らずに戦ってきた。しかし現在は4連敗中。チーム状態が良いとは言い難い。

そもそも監督という立場は、最終的には選手を信じて任せるしかない仕事だ。どれだけ腹が立つ試合内容でも、オーダーを組み、作戦を出し、結果が伴わなければ「起用した自分の責任」と飲み込まなければならない。

特に巨人は、日本球界の中でも注目度が別格の球団だ。今ではプロ野球そのものが昔ほど全国的な話題になりにくくなったとはいえ、巨人が不祥事を起こせば大きく報じられる。それだけ常に重圧と隣り合わせの環境にいる。

もちろん、それが暴力を正当化する理由にはならない。ただ、監督業が相当なストレスを抱える仕事であることは間違いないだろう。

今後は監督代行体制でシーズンを戦うことになると思われる。しかし、ただでさえ苦しい戦いをしている中で、突然トップが不在になる影響は大きい。チームが動揺し、戦い方が乱れる可能性も十分考えられる。

正直、阿部監督が最後まで指揮を執っていたとしても、今年の巨人は「Aクラス争いが現実的」という印象だった。その状況で代行監督体制となれば、優勝争いに絡むのはかなり厳しい。

もちろん、この異常事態に選手たちが奮起し、逆に団結して快進撃を見せる可能性がゼロとは言わない。