※写真は１ヶ月ほど前にCM撮影でLAに来ていたTimさんと久しぶりの再会時の記念写真。
１月４日にLAへ降りたち。それから５ヶ月。
しばしコマーシャルのcastingへ足繁く通い、いくつか撮影にも参加させて頂いた。
こちらに来て、さらに自分のマーケットも明らかになり。
このままもしかしたら西へ拠点を移すかなーなんて思ったこともあったけれど、先日のブログにも書いたようにCall backが東より。タイミングだ。全てはタイミング。そしてこの時心の声が、「帰ろう」って。
私のホームはアメリカではどうやらNYみたいだ。
本当は７月に一旦戻って来ようかと思っていたのだけれど、戻る理由もないのでは？と感じ結局住み慣れ親しんだ、たまにビッチだけれど（笑 それでもやっぱり大好きなNYの街へ帰ることにした。
５ヶ月ちょっとの西での生活。
いろんな意味でとっても意義ある滞在となった事は間違いなく。
自分がずっと抱えていた課題と真正面から向き合う事を余儀なくされて、ああ、私はこれをやりにここに来たんだと感じた。
ちょうど、愛する故郷、熊本を地震が襲っているのと同じタイミングだった。少しずつ街は復興へと向かっている様子だけれど今後の課題は山積みだ。私なりに出来る事を陰ながらやっていこうと思う。
こちらでコマーシャルクラスに参加したりしたのもとてもいい経験になった事は言うまでもなく。
ハリウッドというものをここまで身近に感じたのは初めてだった。
現実的に。
実はしばしパフォーマー業を離れようというのも考えたりしていて、ここ２ヶ月ほどお休みしていた。自分の本当のところをもう一度確認する作業をずっとしていた。
こちらに滞在している間に、実にまた新しいチャンスと出会いにも恵まれ、流れに身を任せてみた。
かなりラッキーだったと思う。新しくまた魅力的な方々との沢山の出会いがあり。自分がかねてより興味をずっと持っているビジネスの世界に少し足を突っ込んでみたり。新しい挑戦は常に自分を新しい世界へと連れて行ってくれる。
そしてさて、ここ最近の私は「さあ。これまで積み上げてきたものを持って、どちらの方向へ行くか」という感じ。今もなお。だいたい見えているんだけど。
パフォーマンスからしばし離れ、いろんな事へのモチベーションを完全に失っていたタイミングで、NYにいる私のとても尊敬し、信頼するクリエーター、Director兼Photographer のTimさんからのなんとも嬉しいそして幸せなlove callを頂いた。その彼の言葉に愛をとても感じた。そしてすごく久しぶりに自分の中のアーティストな部分がうずうずした。
彼とは３年ほど前に、「Depeche Mode（デペッシュモード）」さんの映像撮影時に出会い。それ以来のお付き合い。４年が経っている。
去年久しぶりに彼の作品にまた参加させて頂き、そこで若手３DデザイナーSamとの出会い（彼との写真はまた次回；）。彼もTimさんと同様、ファッション、アート業界と多方面で今活躍中。
ちょうど私がいろんな事に絶望して落ち込んでいた時、Timさんから「君は僕たちのMuseなんだよ、Sui。」というモデルにとって、一番嬉しい言葉を頂いた。あまりにも嬉しくて涙が出た。泣いた。つい１ヶ月前の話。
彼らとまたかっこいいもの創りたい。とてもシンプルな欲求が再び生まれてきた。
TimもSamも多忙な人気売れっ子クリエーターで、なかなか同時にニューヨークにいるという事がなく、去年の４月以来、２回目の撮影を実現出来ていない。やろうやろうと言って同時にニューヨークにおらず（汗 みんな何かしらどこかへ旅して仕事している。私もたまたま去年は移動時期にいて、タイミングが合わず。でも。ようやく。
ようやく３人がニューヨークに集まるタイミングがこの夏来そうで。ワクワクする。
そして満を持してという感じで、彼らと去年コラボレートさせていただいた第一弾作品が、ついにある有名アートマガジンへの掲載される事に！
また韓国の某出版社からもブックレットが発売される予定。
詳細が出たら正式にまたお知らせします🎵
タイミングとかご縁ってのは不思議なもので、やはり全ての事が自分自信の状態も含めてだけれども、パーフェクトな状態になって初めて物事が動くんだという事を、改めて認識。
そしてこちらは私が今後ニューヨークで再度やっていくもう一つの事。
本日６月２日、ニューヨークで"Bianco e Rossoさん”からの初めての撮影以来決行。ロサンゼルスからサポートさせて頂いた。
若手モデルが才能あるクリエーター達の手によって、美しく変容する様子をみるのはとても嬉しいもので。これからどんどん美しく変化していく彼女をみるのがとても楽しみ。今回参加したモデルさんはできあがった写真を持って来週エージェンシー周りに行くとの事。ぜひ頑張って欲しい。
いろんな場所を訪れて、人に触れて空気を感じてみないとわからない事は沢山ある。
そしてまた「訪れる事」と、「住む事」では意味合いがもちろんだいぶ変わる。
私が個人的に感じる事。
モデル、俳優に限らず、何か物を創るという事に携わっているものにとって大事な事は、やっぱり自分自身の体と心で体験し、その体験を時間をかけて消化する事かなと、つくづく思う。それが自分の中から出る新しい表現へと確実に繋がっていく。
やはり実際の経験ほど強いものはない。
ここ最近また私の中に新たな価値観をうまれつつ、昔の自分からさらに変化しているのを感じている。核に戻っていっている感じかも。１年前ともまた違う。半年前とも違う。
意外とまだまだ「自分はこうだ」と決めつけているかもなーと感じてみたり。
全部やろう。全部。
新しいタイプの人や、物に惹かれたり。冒険。
人生はまさに自分を知る旅だ。
