月曜日のブログで新しい御位牌の魂入れについて書きましたが、一昨日(13日)朝住職から電話が入り、「息子(本人はもう高齢であり、足が弱ってしまっているので、息子さんに代替わり=引継ぎをしています)が急遽葬儀で出かけることになったので今日は無理。」とのこと。「住職にお願い出来ませんか?」とお聞きしたところ、預かって後日取りに来てくれと言われ、直後に取り敢えず持ってきなさいということでしたので、13時の約束だったため10時半頃家を出てどこかでお昼を食べてから伺おうと息子と話していたところ、10時20分頃電話が入り、「もう途中まで来たか?」私が「これから家を出ます。」と答えたところ、12時に息子さんの奥さんが出かけてしまい、一人になってしまうので今日は無理だとのこと。「11時の約束だったじゃないか。何してるんだ。」と言われ、「約束は13時です。」と答えたところ、11時の一点張り。止む無く日にちを変えましょうということになり、今日の午前中ということで行ってきました。

 

何故13日か15日(今日)にしたかといいますと、インターネットで調べたら、魂入れは大安や先勝の午前中が適していると書いてありましたので、この日を選びました。

 

今日は10時のお約束でしたので、8時少し過ぎに家を出て9時半ごろ着きました。今日は息子さんが透析に行っているとのことで住職が対応してくださいました。

 

ここ数日、何人かの方にお話して、お布施をどうするかお聞きしたところ、既に一度仮位牌から本位牌に魂入れを行っていて、なおかつ住職のミスでもう一度やることになったのだから持っていく必要は無いと全員の方に言われ、お持ちしませんでした。息子が、お布施どころか新しく作った御位牌の代金を補償するのが当然だと強く思っており、それについてもお世話になった葬儀屋さんや御位牌を購入した仏具屋さん、知り合いの方等にお聞きしてもこれまた全員の方が住職が支払うべきだと仰いました。御位牌がちょっと高価なものでしたので、私の心の中でも多少は住職から自分が補償するという言葉を期待していたのですが、御位牌の代金の話は全く出ませんでした。仕方ありませんので、最後の望みでお布施のお話をすれば気が付いてくれるかと思い、帰り際に「お布施なんですが、葬儀屋さんや仏具屋さん等から今回は必要無いと言われたのでお持ちしなかったのですが、どうなのですか?」とお聞きしたところ、「普通はみんな持ってくるものだ。葬儀屋が言ったのか?」と強い口調で言われ、いろんな方から言われましたと話したところ、凄い形相に代わり、「払う気がなければ払わなくていい。」と吐き捨てるように言われてしまいました。このままでは後味が悪いので、「申し訳ございませんが遠方のためもう一度お持ちするということが困難なので、現金書留で送らせていただいてよろしいですか?」とお聞きしたところ、今度は優しい表情にすっと変わって、「幾らでもいいから気持ちだけ送ってくれればいいよ。」帰宅後すぐに郵便局に行って現金封筒を購入し、お布施の袋に入れて送ってきました。

 

結局、御位牌の補償どころかお布施までお渡しする羽目になり、一番望まない結果になってしまいました。でも、もう亡くなってしまった母のことですから波風は立てたくありませんし、母も根っからの下町っ子で竹を割ったような性格ですので、多分生きていたら「そんなことごちゃごちゃ言ってないでうちで払っちゃえ。」と言われると思うので、年内に正しい行年での御位牌が出来て良かったと思い、代金のことは諦めようと息子と話しました。

 

檀家としてではなく、個人的に40年以上のお付き合いがある母よりも1歳年上の住職ですが、今まで見られなかった一面を見ましてこれからのお付き合いもそれなりにと思うことになった1日でした。