こんにちは!
マレーシアに留学していたゆうなです
2023年の9月からマレーシアに留学していたゆうなです。大学院修士課程を卒業したため人より就職が遅く、社会人生活3年目の27歳です。元々英語が嫌いだったけど、学生時代の国際交流の経験から一念発起して社会人留学を決意しました!
準備とか現地の生活とかを記録して、将来同じように留学する同世代のアラサー女子の方の参考になったらいいなあという気持ちでブログを書いてます。
マレーシア語学留学で現地生活中の安全面
東南アジアが語学留学先という話をすると、現地の治安に対する心配の言葉をかけられることが多い。
試しにインターネットで調べてみると、留学情報サイトで「日本と同じ感覚で行かないように気をつけよう」という説明はされていたとしても、あまり何をどのように気をつければいいかとか、注意すべきことは何なのかとかといった具体的な説明が少ないところが多かった。
実際のところどのような環境で生活し、何に気をつけて過ごしていたのかということを紹介したい。

マレーシア・クアラルンプールで気をつけていたこと
マレーシア・クアラルンプールの治安について
まずマレーシアで留学していた時、安全面的にはどうだったかというと、「日本で心配されたよりは安全だけど、日本と比べたら危険なこともある」という感じだった。
時間帯にもよるけど、東京で言えば夜の新宿や六本木みたいな感じで、目の前で事件を見ることはあんまり無いけど、周りの繁華街の雰囲気の中で何か起きることはありそうという警戒感は芽生えてくる。一応身の回りに気をつけて歩いておきたいという気持ちになった。
具体的にどのような場面で、何を備えていたのか書いてみたい。

マレーシア語学留学中の注意点① ひったくり・盗難に気をつけ、最悪盗られてもいい装備で出歩く
マレーシアに行く前、渡航後もよく話に聞いていたのは、道ばたでのひったくりが多いということである。これは日本にいた時よりもずっと身近に感じた犯罪だった。
語学学校の友人でも、夕方にBukitBintangの中心から3分くらい歩いたところで、バイクに乗ったひったくり犯にスマホ入りバッグを盗られた人がいる。この友人の例じゃないけど、ひったくり犯がどうしても盗みたいから、力強く引っぱるために、転んでケガをする例も聞いたことがある。
そこでマレーシア滞在中は、お金を持っていなさそうな非ブランドの服に、ショルダーバッグのカバンを前に持って歩いていた。しかもそこには水とペンケースくらいしか入れておらず、貴重品は上の服に隠れたズボンのポケットの中に入れてあり、毎日20RM(約600円)くらいしか持っていなかった。
外国人だというだけでお金を持っていると思われる可能性があるので、最悪バッグとポケットの中身を盗られてもダメージが少ないようにしていた。
そのために時々友達との割り勘でお金が足りなくなることもあったが、安全の方を取っていた感じであった。

マレーシア語学留学中の注意点② 夜道は歩かない、知らない人に付いていかない
日中も周りに気をつける必要があるけど、夜はもっと気をつける必要がある。マレーシアの大都市・クアラルンプールであっても、日本と比べると街灯が十分ではないところも多い。
毎回夜道を歩けば怖い人がうじゃうじゃいる訳ではないけど、外が暖かくて喜捨の習慣もあるためか、街中でもホームレスの人も多くて一人では歩きたくない道もあった。
それで私はできるだけ夜10時を過ぎたら外に出ないようにしていた。そもそも最寄りのコンビニやショッピングモールが10時頃には閉まってしまうので、外に出かける理由もないんだけども。
また、その日出会って仲良くなったような人は、いい人そうでも付いていかないようにすべきである。
例えばGrabの運転手さんで「アプリを通さずに定額で観光に連れて行ってあげるよ」と言う人もいるが、アプリを通さないと後で書く位置情報の共有ができなくて、何をされても泣き寝入りになってしまいそうで怖かったので、全部断っていた。
以前の記事にも書いた、「お金見せて詐欺」のこともあるし、知らない親切な人や、いきなり日本語を話し出す人は一旦警戒した方が良いと思う。

学生寮として滞在していたコンドミニアムの最寄りのコンビニにて「日本円見せて」と言われた話
さらにこれら現実世界での注意点に加えて、インターネット上でもむやみに個人的なことを知らない人にチャットで話したり、クレジットカードの情報を教えたりしないことも重要である。

マレーシア語学留学中の注意点③ 野犬や野良猫に気をつける
次に野犬や野良猫について。とても身近にいるし、私も動物が好きなので心苦しいこともあるけど、マレーシアにいる野犬や野良猫には気をつける必要がある。日本の家に飼われている犬猫よりも、外で暮らしている分攻撃的な子の方が多い。また、狂犬病などの病気を持っている可能性もある。
現地の人がご飯をあげてて、でかい看板犬が複数匹うろうろしている店とかもあって普通にお客さんがいるので、触ったら絶対に何か病気にかかるとかは無いはずである。
でも、マレーシア人の友人が道で猫を触ろうとして、「あ、この子は何か病気だ。かわいそうに」と手を引っ込めて、おやつだけあげてたのを見たことがある。私にああいう判断はできないので、危ないことはしない方がいいと思っていた。
海外旅行保険に加入しているとはいえ、病気にかかったりして痛い思いや辛い思いをするのは嫌だったので・・・。
なお、安全度100%とは言わないけど、クアラルンプールなどの都市であれば、ららぽーとBBCCとかショッピングモール内に猫とふれあえる猫カフェや、(イスラム教の関係で数は多く無さそうだけど)サモエド犬と触れあえる犬カフェなどがあるので、クアラルンプールでどうしてもモフモフに会いたい時はこういった場所を利用することができるだろう。

マレーシア語学留学中の注意点④ 夜遅い場合のGrab利用時は友達や家族に位置情報を共有する
マレーシアをはじめ、東南アジア各国で利用できるUber的なタクシーアプリ「Grab」は、飛行機の都合などで暗い時間に移動する場合に役立った。
ただ、たくさんいるGrabドライバーが変な人の可能性はゼロではない。どこか知らない場所に連れて行かれてしまったり、脅されるとか怖い思いをするかもしれない。
そんな時に使えるのが友達や家族に位置情報を共有できる機能である。URLをシェアしておくと、自分が今どこにいるか友達も見られるというものだ。問題無く家に帰れているかを見る/見せることができる。
普段からGrabを使っているマレーシア人やタイ人の友達も、「今日は遅いからゆうなに位置情報をシェアするね」とか、「帰れたか心配だから位置情報をシェアしてね!」って言うくらいだったので、これはポピュラーな使い方なんだと思う。

マレーシア語学留学中の注意点⑤ 宗教や文化へのリスペクトを忘れない
最後は治安面とは少し異なるが、マレーシアで出会う人たちの宗教や文化をリスペクトするということである。
相手の文化を知らないことも多いだろうから、あらかじめ基本的なことを勉強しておいたり、わからなければ失礼の無いように、本人or聞いても大丈夫な周りの人に聞くようにしていた。
私の経験では、イスラム教の生活をしている人と一緒に過ごす時に気をつけることは、普段からマレー系ムスリム以外の人と仕事や勉強をしているムスリムか、イスラム教以外の文化・宗教を持つ人達の割合も高い、タイやシンガポールのムスリムの方が教え慣れていたと感じた。あと東南アジアのムスリムとは少し生活スタイルが違うこともあるが、語学学校にいるアラブ系のムスリムの友人も質問すると積極的に教えてくれる人が多かった。
マレーシアで、マレー系コミュニティで生活している同世代だと、日本人が相手でも「なぜ説明が必要なのか」が理解しにくかったり、「どこまでわかっていないのか」を把握してくれてなかったりしたのだった。
また、行ってみてから感じるようになったが、マレーシアは多民族・多文化国家とはいえ、諸手をあげて全員が他の民族や文化の人達と仲良しかというとそういう訳ではなく、複雑なようである。そこにはお互いに踏み込まないようにしながら共生している微妙なバランスがあるので、私が邪魔しないように相手の話や考えを尊重して付き合っていくようにしていた。

できることを備えてマレーシア留学を過ごそう
この記事で説明したように、マレーシア留学が安心面でおすすめと言えるほど治安が良いとは言い難い。でも今回紹介したように気をつける方法はある。
ひったくりや盗難といったことはマレーシアでも犯罪なので、普通の人はしたがらない。一部の悪質な人間からターゲットにされないように防犯対策をして気をつけ、最悪被害にあった場合にダメージが少なくなるように対策をしておくことが留学中にできることになるだろう。
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