一部の友人にはお伝えしておりましたが、うちの実父“ジィジ”(または“オトン“…でもある)が 2度ほど命の危機を迎えておりました。


1度目は敗血症で入院。2度目は誤嚥性肺炎です。


1度目の2か月間の入院で、67kgあった体重が53kgまで落ちました。


なので 2度目にあたる誤嚥性肺炎では、もう入院はさせない選択をし、今も特養でお世話になっています。


入院をすると面会には行けないので 私達も辛いのですがオトンにはとても堪えたようで、本人が望まないことと、オトンがさらに弱るから…という理由もあります。


ご飯を食べなくなるんですよね…


今はもう 医療よりも体力維持が優先です。




オトンを入院させるか

このまま看取りまで特養にお願いするのか

もしくは、

家に連れ帰るのか


そんな選択がありましたが、私達は


看取りまで特養にお願いする


にしました。


それはオカン(実母です)の選択ではありましたが、私の希望でもありました。


妹達は連れ帰ることをかなり考えていたようでしたが、私とオカンは違いました。お昼の介護を経験しているので。




お昼の介護は本当に辛いものでした。


色々やってもオトンには足らず、いつもしかめっ面で 睨まれることは常でした。


憎み合っているかのような関係


それが本当に辛かった。


夫婦関係の最後が憎み合い…親子関係の最後が憎み合い…


それは…イヤだ。



辛かった昼介護 




私は、再び家でのあの介護をして、またオトンを憎んでしまうのが怖かったし そうなるであろう自分が怖かったです。


でも色々ウダウダしてる内にわかったことは、自分が憎んでしまうことではなく


自分がオトンに憎まれること

これ以上に嫌われること


が怖かったと気付きました。それは私の考え過ぎだとわかっていたのだけど……




敗血症で入院する前日、私は施設に面会に行ってました。


その帰り際に、


「お父さん、何度も呼んで

職員さんに迷惑かけんといてや!」


と言いました。いつものように冗談半分、でも半分は本気のお願い。頑張ってや!と。


するとオトンは、


「お前もこういうとこに入ったらわかるわ」


と言いました。怖い顔で。


「そうなんや、もう頑張ってるんやなアセアセ

ごめんごめん!」


と言いましたが、気の利いた言葉も掛けられない自分に失望ショボーン





じぃちゃん(義父)との最後の会話は、絞るような声の


「…しんどい……」


でした。それに対して私は


「そんなん言わんと、

ちゃんと食べて頑張って!」


と発破をかけ、そして、その2日後に亡くなりました。


あの時、本当にしんどくて 私に助けを求めていたんだと思います。


車椅子にどうにか座らされている感じで頭はガクンと下がり、どうにか頭を上げて私にああ言いました。


でも私は突き放した。


じぃちゃんのことはどうにもできなかったことだとわかっている反面、ベットに寝かせてもらえるよう頼むべきだったという後悔もあります。




そんなことを思い出し、同じことを繰り返している自分に失望しているのにも関わらず お父さんの介護をすることに


私には何もできない

何も、喜ぶようなことをしてあげられない


それに、もうお父さんに睨まれたくない


そんな逃げのような気持ちがあることに気付きました。


コレが、アメンバーの方にウダウダ言ってた“私がいつか向き合わなければならないこと”です。 



オトンとちゃんと向き合える機会はまだある

まだ挽回のチャンスは残されている


その時には必ず、優しくしたいし

感謝の想いも伝えたい

たとえ笑ってくれなくても

お父さんを信じてるから大丈夫





オトンは施設にお願いすると決めた後に、オカンと2人でゆっくり話すことがあったのですが、オカンもやはりまた同じ想いだったようです。


うちのオトンを知る人の オトンのイメージは、


いつもニコニコしていて

優しくて穏やかな人


だと思います。私も家族もそうなのですがね。


オカンは、そんな人が変わってしまったことが辛く感じていたみたいだし、その睨むような目を自分に向けられるのも辛い…と。


なので、


施設にお願いして

今の距離感でいることがお互いの幸せ


だと判断したようです。


何度も自分に確認して、何度も納得しようとしているような葛藤があるみたいですけどね。


そこを「それでいいんだ」と肯定することと、「それに私もそうして欲しいから…」と オカンだけが悪いわけではないと言い続けることが大切だと思っています。




今オカンは、ほぼ毎日 手作りの差し入れを持って行ってます。


飲み込みが難しいので、全て流動食です。

なるべくカロリーの高いものを!と言われているので、プリン。

あとは、食べてくれそうなものです。

・毎日飲んでいたスープをミキサーにかけて
・「刺身が食べたい」と言うので、サーモンを細かく

たたいたものやネギトロ丼のトロのとこだけとか…

(イカを細かくしたものは却下されました)

・潰してオカン味を付けた冷や奴

・すったリンゴやイチゴを潰してミキサーにかけたイチゴミルクなどの果物


オカンが持っていったものは、オトンは全て食べるそうです。


夫婦愛ココにあり


だと思いますニコニコ




敗血症からの退院後すぐは面会謝絶で会えませんでした。


体重は減る一方で51kgになってしまい いよいよダメか…と思われて緊急特別面会形式になり、オカンは何度か防護服を来て施設に入り オトンと面会して身の回りのお世話をしました。いつもはガラス越しの面会だったのに。


その緊急特別面会からつかの間、1週間の間に オトンはメキメキと良くなり、今はまた普通面会形式であるガラス越しの面会に戻っており、車椅子でもキチンと座位が取れています。


明らかにオカンに会えるようになって、変わりました。


昨日面会に行った時には、明らかにふっくらして 体重が増えているのがわかりましたニコニコ

 


大丈夫

オカンの愛はちゃんと伝わってるよおねがい




最近のオカンは、


「お父さんには感謝っちゅうものがない!むかっ

“だからまだお迎えが来てくれへんねんで!”

って言うてやったわ!ニヤリ


と言うてます。


うん。通常運転やな爆笑





愛オカンがオトンにした、他の功績愛



やはり在宅介護。

何度「おーい!おかーさーん!」

と呼ばれても根気よく。


怒りもしてたけど

最終的には「しょうがないなむかっ」となって

気持ちを切り替えていたことに、

めっちゃ心広いな…と思っていました

私はキレっぱなしで終わり


毎朝のご飯はコレ↓


きのことキャベツとじゃこの炒め物、
フレンチトースト(手で持って食べられるように…と)
バナナとヨーグルトに手作りフルーツソースをかけて、
ヤクルト1000、牛乳。

朝からめんどくさいことしてるな…と思い、撮影カメラ



田舎まで行って、リモート墓参り↓


オトン、泣いてる。もともとすぐ泣くねんけどね


法事と重なったので「ついでに…」でしたが
案外法事の方がついでだったような感じ

施設に頼んで
スカイプを繋いでもらっていたからね…





オカンは家でみてあげられないことを気にすることもあるけれど、やっぱり私は、家で付きっきりで世話をすることだけが愛ではないと思うよ。



お母さん、

あなたはめっちゃ愛が深くてすごい人だよ

それにね、

お父さんはウチラが行っても泣かへんよ

お母さんの顔を見たら泣くやん?

言わないだけで、愛情も感謝も

たくさん持ってると思うよニコニコ


お父さん、

あんたはただただ幸せ者だァ!



うちの両親は、夫婦愛の絆が堅いようですおねがい





おじいちゃん おじいちゃん おじいちゃん おじいちゃん おじいちゃん おじいちゃん おじいちゃん


面会に行くと、オトンに何が食べたいのか聞きます。


・「きゅうり!」

乱切りにしたきゅうりを 田舎味噌を付けてポリポリ食べるやつ。または漬け物。


ドロドロにできひんから無理!


・「イカの刺身!」

飲み込みにくいから却下されたや〜つ〜 


無理!


・「氷!」 


こ、こ、氷!?ポーン なんでぇ?




「よっしゃ!任せて!」って言われへんの、拍子抜けチーン







【速報!】


本日のラインで、きゅうりを持っていったことが発覚NEW





愛やなニヤリ