昨日、新大阪のKOKO PRAZAにて開催された、
朗読プロジェクトき組公演Vol.7
『朗読劇 角筈にて✕ゆうれい貸家』
へ行ってきました。
両作品とも幽霊絡みのお話でしたが、全くタイプの違う
2作品で、それぞれにとても楽しめました。
浅田次郎/作の『角筈にて』は、現代劇。
劇中、台詞の一つ一つ、また表情から、恭一の恐れや不安、そして後悔と懺悔、
周りの人たちの愛情などが自然にこちらにも伝わってきました。
そして語りから伝わる情景、感情。
脚本・演出の石本伎市朗さんが書かれている通り、まさに
「地の文を制する者が朗読を制す!」
また、前回もすごいなと思ったのですが、語りの他に何役もされながらの
早着替え!それぞれの登場人物の特徴もしっかりとつかまれていて、
すごいなと、思いました。
そして最後の父と恭一の会話では、おもわず目頭が熱くなりました。
山本周五郎/作『ゆうれい貸家』は江戸時代のお話。
怠け者の弥六のもとにやってきたのは、お染という幽霊。
そして、お染の他にも多数の幽霊が出てきて、てんやわんや
というお話。
浦川さんのお染は、色気もあって、茶目っ気もあって、
しかし、恨むお声は迫力ありすぎという、本当に素敵なお染
御年90歳の楠先生は、弥六役で劇中、出ずっぱり、ほぼ立ちっぱなしで、
お染との掛け合い。本当に素晴らしかったです
この弥六とお染の掛け合いが、まあ面白いのなんの!
思わず声を出して笑い転げてしまいました!
そして最後に浦川さんの圧巻の歌まで!!
まさに涙あり笑いあり、そして歌謡ショーありの、
充実した2時間の公演でした
「朗読プロジェクトき組」さんは、年に二回の公演をされているそうです。
次回も楽しみです。
そして今、期間限定で昨秋の公演Vol.6を「あふれでたのはやさしさだった」を
アーカイブ配信(有料税込 \1,000)で視聴できるそうです。
ご興味のある方は是非!