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ヨーロッパの鉄道は効率が悪いと思うことが多々あります。

多分、日本の鉄道システムが優れているのだと思うのですが。

伝統とかクラシックなことにかまけていて、効率よく行動するということを忘れているように思います。気が付いてないというか。

 

今年はよくヨーロッパの長距離鉄道に乗っています。

ドイツ、オランダ、スペイン、イタリア。

どこもグダグダだなと思ってます。

何言ってんの、っていう方がいたら教えてください。

 

一番は、乗る直前までどこのプラットホームかわからないということ。

日本のシステムから考えると、もう緻密に計画をされているから予めプラットホームは

決められていると思います。

で、日本の場合はたとえば東京駅から新幹線に乗ろうとしても、だいたいのプラットホームはわかるし、1時間前くらいならどこのプラットホームかお知らせがでていますよね。

 

でも、知らせないのか知らせたくないのか、本当にわかってないのか知らんけど、

直前にならないとプラットホームがわからないんですよ、ヨーロッパは。

 

それで、イタリアローマのテルミニ駅でその雑な鉄道システムが原因で私がダッシュしまくったという話。

 

テルミニ駅の夕方は、東京駅と同じ感じで沢山の人でごった返しています。

そんな人混みの中、乗客全員が自分の乗る電車のプラットホームを知るために電光掲示板にくぎ付けです。

 

私は、北のほうからテルミニ駅に電車でやってきて、テルミニ駅で乗り換えて南方面に行く予定でした。

テルミニ駅に着く前にすでに15分の遅延だったんです。

しかも、私が乗っていた電車はテルミニ駅のはじっこのプラットホームに到着予定。

いうなれば、京葉線の東京駅に到着するイメージです。

 

到着して30分後の電車のチケットを持っていて、すでに15分の遅延ですから、

走んないと間に合わない。

私は大きなスーツケースを持って猛ダッシュですよ。

 

でも、ダッシュしてもどこのプラットホームかわからない。

とりあえず、電光掲示板に向かってダッシュです。

 

で、大勢の人がいる中電光掲示板を見つけて、自分の電車を見つけても、

なんか文字が小さくて見えない。

もっと近づきたいけど、人沢山いすぎるし。

 

あ~れ~。どうしよ~。

この電車のプラットホームはどこなんだ~。

 

どうやらプラットホームはまだ決まってないのか空欄になっていました。

で、少ししたら、 「’15」という表示がでてきました。

なに?! え?!15番線??

15番線はどこや。

いろんな人に聞いたら、なんか15番線ってこれまた果てのほうじゃないか。

 

もうまたもやダッシュですよ。

15というサインがあるほうに向かってずっと走る。

 

しかし、途中でサインが途絶えた。。。

 

15番線が。。

ない。。

 

どうしよう。

 

なぜないのだ。

 

もうめっちゃ焦りました。

あと5分ないわ。。

 

近くの駅の係員みたいのに聞くもわからんと。

おそらく英語がわからないのでしょう。

 

若い女の駅スタッフに聞いたら、

あたしわかんない。ってすごい態度。

英語がわからないのを恥と思わずすげー態度。死ねって思った。

 

基本的に駅スタッフの数も異常に少ない。

全然いない。

 

あぁダメだ。

あと2分しかない。

と思いながら、仕方がないからもう一度電光掲示場のほうへ行く。

電光掲示場はあちこちにあるわけじゃなくて、改札口のほうに集中してるんです。

 

そこで、電光掲示場の近くにいた乗客に、あの電車に乗りたいんだけど

プラットホームどこ?って、これまた英語がわからない方だったんだけど

一生けん命教えてくれて。

なんか、落ち着け、落ち着けっていうボディランゲージしてるんですよ。

え、なに、って思ったら、どうやら「待て。」っていうことらしく。

 

ようやくわかったのは、私の電車は遅延していて、まだプラットホームがわかってないんだと。

私が勘違いした「’15」というのはプラットフォームじゃなくて15分遅延の意味だった。。

 

ほんとうに。。。

 

乗り継ぎする電車も遅延だったということで、予定通り電車に乗ることができました。

 

けれど、ほんとあの効率悪い電車のシステム、あれほんとにどうにかしてほしい。