青森・十和田市に行ってきました。
ここにも美味しい名物料理があるんです。
青森に来て思ったのは、「加工力はないけれども素材力半端ない」というところ。
青森は地味に食の宝庫です。
隣の北海道なんて、観光に関してはすごい宣伝力があります。
そういう意味で青森は「地味に」なんですが。
そして、加工(調理・盛り付けも含めて)が大都市に比べてしまうと劣るのですが、それを上回る食材の良さがあると思っています。だから、見た目ぶさいくでも食べると美味しいという料理が沢山ありました。
なんか前置き長いわw
十和田市へは八戸から行きました。
なぜ十和田に行ったかというと、この近くの美術館に行ったんですけどね。
美術館の周辺には何があるのかな、と調べたら商店街があるということでしたので行ってみました。
が、がらーんとしていました。
よくありがちなシャッター商店街です。
昔は流行っていたんでしょう、店が沢山あったような跡があります。
このシャッターが半開きになっていた中央商店街に入ってみました。
薄暗いけれども。
何もないw
ヴィンテージなメルシャンワインの看板。
ちょい古いが、祭りのときのコスチュームはこちらでどうぞ。
ちょっと斜めな写真で申し訳ありませんが、この商店街はちょっとしたイベントを昨年やったそうでして、
その名残のようなものが見受けられました。
まずこの屋根、レインボーです。
虹のアーケードとして、大宮エリーと十和田市現代美術館の企画として市民と作り上げたそうです。
が、大宮エリーの名前はどこにも書いてないので、情報を知らない人には素通りすること間違いなしです。
さきほどの、暗闇で何も見えなかった商店街も、夜になるとライトアップがされていたそうです。
が、定かではない。
大宮エリーが爪痕を残して帰ったのがわかります。
昨年のイベント時は盛り上がったのかもしれませんが、せっかくのイベントが1年経って物悲しく見えてしまいます。こういうのはやることに意義があるのではなく、それをブラッシュアップさせていくことに意義があるのではないかなと思ってしまいました。
私は雑誌ディスカバージャパンを以前読んでいて、それでこのイベントのことは知っていました。
確か、大宮さんがこのイベントのために、半年の間に10回以上通い詰めたとか。
描くまですごく時間がかかるんだけど、酔いはじめるとぴゃぴゃっと書けちゃうと書いてありました。
なぜバラの絵なのかというと、十和田=バラ焼き=バラ色の人生を
っていう、さすがのん兵衛だろという由来じゃなかったでしたっけ。
ということで、バラ焼き、食べました。
十和田と言えばバラ焼きです。B級グルメとして全国にも知名度があります。
商店街の近くにあった大昌園食堂。
昭和な感じで、天井とか煤だらけなお店でした。
14時過ぎという中途半端な時間に行ったんですが、この通り満席のような状態です。
連休中だったので私のような観光ついでの家族連れも多かったようですが、ボトルキープも多くて常連さんもよくいらっしゃっている感じ。
ちなみに大昌園食堂の近くには司バラ焼き大衆食堂ということろもあります。
どちらにしようか。。と悩みましたが、店の古さと汚さでこっちを選びましたw
ちなみに創業45年以上の老舗だそうです。
こちらの店も、ヤッパリ「創業以来の秘伝のタレ」だそうです。キャー。
とは言いながら、このタレを使ってくれていることを願います。
注文するのはバラ焼きのセットと決めていましたので、お腹が空いていた私はすぐに注文しました。
笑顔のないおばちゃん(おばあちゃん?)が注文を聞いてくれました。
前情報では、ここのおばちゃん(おばあちゃん?)達の愛想がすごくよくないとか、焼き加減をきちんと説明してくれない、とか散々な評判でした。
妙に愛想がいいよりいいんじゃないの?ぶっきらぼうなだけじゃないの?なんて思っていました。
しかし、愛想はよくないけど「酷い」レベルでは全くなく、別に普通ですね。
忙しいとこれくらいぶっきらぼうになる人だっているでしょうし。私はおいしければそこまで笑顔のサービスは求めない。
こんなんで酷いって言ってるんだったら、あーた、駒沢のかっぱなんて怖くて行けないわよw
かっぱは店内で会話禁止ですからね。(過去記事はこちら )
バラ肉(牛)と、たっぷりの玉ねぎがいい色になってしなってきたところで、おばちゃんが
「そろそろ食べても大丈夫ですよ」と言ってくれました。なんだ、食べ頃も教えてくれたぞw
甘いタレと、玉ねぎの甘さと、そしてお肉のおいしさが、美味しいです。
別に目新しい料理じゃないし、昭和な感じでノスタルジックなんですが、これはこの店の雰囲気も相成ってすごくおいしく感じます。
焼肉はこういう哀愁ある店で食べるのもいいんですよねw
動画で雰囲気を感じてください。