○○○の悲劇(1) | 炎の人生劇場

○○○の悲劇(1)

あれは忘れもしない高校2年の冬。

オレはバイト先であるコンビニであくせく働いている。
先輩大学生の連中が帰省して人手不足だった事もあり、店長はあり得ないシフトでオレを酷使していた。

酒屋からの転身組のコンビニだったので、毎日大量の酒類の配達があり、その度にダース級のビールや日本酒などを持ち上げていたため、オレの腰の疲労はピークに達していた。



そんなある日

「ぐはぁ・・・!!(*゚Д`;)」


いつものようにビールケースを運ぼうとした際、不意に猛烈な痛みがオレの下半身を襲った。
それは痛いなんてもんじゃない。

尻に五寸釘を打ち込まれるのを想像してみてくれ。

オレは耐え難い痛みをなんとかこらえ、バイト時間終了とともに自転車で家路へと急いだ。

もちろん立ちこぎでな!


家に着いても痛みは一向に引く気配は無い。
むしろひどくなった感もある。

夕食時の母親の言葉が印象的だ。

「あら、アンタどうしたの?イスの上で正座なんかして。」

頭一つ突出した食卓は、家族にさぞ異様に映った事だろう。
当然就寝の頃に痛みが無くなるはずもなく、一睡も出来ずに一晩中涙で枕を濡らしたのは言うまでもない


翌朝、オレはあまりの尻の痛さに恥を忍んで母親に思い切って訴えた。

「あのね、オシリが痛いの。」

母親はハトが豆鉄砲を食らったような顔だった。
それをかたわらで見ていた親父が一言。

「はっはっは、スウェッツもそんな年になったか。」

何が!?

「父さんも昔はよくなったもんだぞ。」

だから、何が!?

母親は半ば呆れたような表情を浮かべ言った。

母 「病院行けばいいでしょうが。」
オレ「え!?病院!?何の病院よ!?」
母 「決まってるでしょ?肛門科よ、肛門科。

やっぱり肛門ですか、そうですか。


恥ずかしさで頬を赤らめ、そっと肛門を突き出すオレ
マニアックな体制で身をよじるオレの姿を見て、ほくそ笑む看護婦
苦悶の表情を浮かべオレの肛門を診察する医師



絶対ヤダ!死んでもヤダ!!(TдT)


まだ17歳なのに、そんな新手の風俗嬢みたいな真似できん!!

修学旅行の入浴の際でさえ、同級生の奇異の目から※『サンタフェブロック』によって我がチ○コを守ったほどの恥ずかしがり屋さんのオレに耐えられるはずがない。


※『サンタフェブロック』

 当時、世の男性のハートをがっちりつかんだ、宮沢りえの写真集「サンタフェ」に由来。局部を隠す最終手段とされ、股にチ○コを挟み込むという荒技的要素が強い理由から、その効能も含め、現在では厚生労働省において非認可になっている守備形態。またはその有り様


しかし痛みに耐えかね、とうとう陥落。
オレは冷やかす親父に車に乗せられて、近所にある
『○田肛門科を訪れた。


つづく→  第2話


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