バカコンパ(1)
~ある日~
PM8:00
今日は待ちに待ったコンパの日。
血気盛んな野郎5人は、JRのとある駅前で今日のお相手である女子を待っておりました。
メンバーは、以下の5人です。
○野性味溢れるワイルド野朗
○いつも小奇麗オシャレ野朗
○なんでそんなに金持ちなの?野朗
○母性本能くすぐり童顔野朗
○いつもお笑いバカ野朗
この5人の中でボクがどれであるかは、もうお分かりですよね?(泣
今日のセッティングはオシャレの偉業であります。
オシャレ「おい、お前ら、今日はキレイどころ集めたから感謝しろよ」
以下4人「わーい!ありがとう!(゚∀゚)」
当分、オシャレには頭が上がりそうにありません。
今日は一段と冷え込み、福岡の空には雪が舞っております。
今夜は天使が現れるやもしれません。
すると金持ちが私にそっと言いました。
金持ち「お前、ちゃんと持ってきた?」
ボク 「へ??何を??」
金持ち「バカ、アレよ、アレ」
金持ちはそう言って財布から何かを出しました。
なんとそれはコンドーム!(*゚Д`;)
金持ち「オレ、前に性病もらったからさ、やっぱ無いと危なくない?」
この人、もうヤル気満々です(汗
そう言えばボク以外のメンバー、それぞれ各方面で浮き名を流す百戦錬磨の猛者だったの忘れてました。
すでに結果は見えているのでしょうか?
ボクが持ってないと言うと、金持ちはポケットから数枚のコンドームをボクに手渡し、満面の笑みでこう言いました。
金持ち「行っとけ!!」
どこに行けと言うのでしょう??天国ですか?
そうこうしていると、オシャレの携帯が鳴りました。
異様に高いテンションで何か話しております。
どうやら、女の子たちが到着したようです。
なんだかイイ年こいて緊張します。
すると、駅の階段をゆっくりと降りて来る、5人の姿が!!
ワイルド「ナイス!!オシャレ!!」
童顔 「レベル高くねー!?」
オシャレ「はっはっは。騒ぐな騒ぐな」
金持ち 「ホント、オシャレの枝、レベル高いわ」
ボク 「はぅぅぅぅ(*゚Д`;)」
彼女たちを遠目に捉え、みなそれぞれ一喜一憂しております。
なんか女の子たちもニヤニヤしながら目の前にやってきました。
「ごめーん、だいぶ待ったでしょ?」
恐らく今回の幹事役の子は、そう言ってかわいく手を合わせてます。
とにかく寒かったので、とりあえずオシャレが予約した洋風居酒屋に向かってみんな歩き出しました。
なんかみんな楽しそうです。
道中、すでに野朗4人は女の子たちと会話が盛り上がってるい様子。
確かに女の子たちは5人ともキレイな人ばっかでした。
○ちょっと気が強そうな大人っぽいお姉系(幹事)
○色白で笑顔のカワイイ感じの子
○めっちゃ細い、目鼻立ちのハッキリした子
○すごい背がちっちゃくて、幼い感じの子
○なぜか大人しいけど、一番キレイな子。モデルみたい!
以上の5人さんです。
お世辞じゃなくて、確かに全員かわいい!
野朗どものテンションが高いのもうなずけます。
PM8:30
居酒屋到着。
店内は照明を少し落とした雰囲気のイイ店です。
オシャレのセンスの良さが光ります。
オシャレ「好きなとこ座ってねー!あ、男と女交互に座ってよ」
オシャレはニコニコしながらみんなを席に案内してます。
さすが慣れていると言うか、意外に男女交互に座るって、途中からは照れますよね。
こうして最初からなら自然です。
しかし、なんでボクは奥の端っこに座ってるんでしょう?
自ら不利なポジションを選んでます。
しかしヘコんでる場合じゃありません。
今日は、いつものお笑いは封印です。
大人の渋さで勝負です。
ボクは決意を新たにポケットの中のコンドームを握りしめていました。
乾杯の後、みんなそれぞれ自己紹介。
順番を見ていると、どうもボクが最後のようです。
オチをつけろと言う意味でしょうか?
野朗たちは軽妙なトークで自己紹介して、女の子たちもウケて笑ってます。
なんでしょう?この胸の高鳴りは?お笑いは封印したじゃないか!!
そんな葛藤と戦っていると、ボクの番が回って来ました。
ボク「えー、スウェッツです!今日はイイ男を捜しにロシアから来日しました。よろ しくね♪」
嗚呼、なんという中途半端なコメント_| ̄|○ ガクッ
一瞬、場が凍りついたのがわかりました。
「キモィ」とかすかに聞こえたのは気のせいでしょうか?
えぇー、一言で言うと完全に乗り遅れました。
みんなそれぞれ隣同士で盛り上がってるんですが、なぜかボクの隣のお姉系は相手してくれません。
そのさらに横のオシャレとばっか話してます。
照れてるんでしょうか?
ボクは手酌で自分のグラスにビールを注ぎながら、タバコばっか吹かしてます。
なんだか悲しくなってきました。
このままではマズイ!
ボクの焦りは頂点に達しつつありました。
すると、ワイルドが「しりとり」をしようと言い出しました。
なんかニヤついてます。ワイルドはかなり酔ってる様子。ヤツは何か企んでます。
ワイルド「じゃあ、スケベな言葉限定ね!」
おいおい、どんなしりとりやねん(´Д`)
ワイルドの悪い癖です。
「エロ」はご法度だろう!?女の子、引くぞ!?
幼い子「じゃあ、私から!『エッチ』」
ノリノリかよ!?(*゚Д`;)
みんな超盛り上がってます(汗)
次々と繰り出されるスケベ用語の数々・・・。
酒の席とは言え、女の子もかなりエグい事言ってます。
なんでみんなそんなに早く答えれるんだ!?
難しいぞ、スケベ限定って!?
順番はどんどん進んでます。
とんでもねー単語を言ってるアホもいます。
早くもボクの隣のお姉系までやって来ました。
お姉系「うーんと、じゃあ、『キス』!」
ス!?
『ス』です、『ス』
しりとりはリズムが命。
早く答えなければ!!(((( ;゚д゚)))アワワワワ
ボク「ス、ス、スキン!!」
終わってしまいました(泣)
思わず『ん』で終了。
金持ち「スウェッツ、終わらすの早いし」
モデル「よかったぁ、私の番まで回って来なくて」
オシャレ「ちっ盛り上がらなんなぁ」
色白「ってゆーか、童顔、なんて言ってたぁ??」
みなさん、すみません(涙)
ボクは居たたまれなくなり、トイレに立ちました。
「はぁ・・・。」
出て来るのはため息ばかり。
やっぱりボクは合コンには向いていないようです。
トイレの鏡の前で一人しょぼくれていると、オシャレと金持ちが一緒にやって来ました。
オシャレ「スウェッツー、『スキン』はないだろう『スキン』は。」
金持ち 「スウェッツ、誰か好みの子いたか?」
ボク 「いやぁ、ダメだわ・・・。オレなんか浮いてるし。」
オシャレ「お前は押しが足りん!狙った女はすぐにチェックしないと。」
金持ち 「オシャレは誰よ?」
オシャレ「やっぱモデルでしょ?ダントツじゃねー?」
金持ち 「やっぱそっか。オシャレわかりやすいからなぁ。」
オシャレ「しっかしぃ、なんか固い。彼氏はいないみたいだけど。連絡先聞こうとし たらかわされた。」
ボク 「オシャレでも、そうゆう事あるのね。」
オシャレ「金持ちは誰??」
金持ち 「オレはぁ・・・お姉系かなぁ。」
オシャレ「ウソ!?マジで??オレの隣じゃん!帰ったら席替えすっか!」
二人の会話についていけません(TдT)
すでにご両人とも狙いは決まっているご様子。
帰ったら席替えするみたいです。
あの二人がそれぞれ目当ての子を隣に座らせるのは目に見えております。
しかしその席替えで、驚きの展開が待っているとは、この時点で想像もしていませんでした。
つづく