イメージ 1ニック・ドレイクの分厚いバイオグラフィー『Remembered For A While』が去年の暮れに出ていたんですね。
今さら気づいてあわててポチりました。届くかなあ・・・

ニックの書籍(洋書)は近年の再評価以降、たくさん出ているんですが、
これの著者(の1人)がニックの姉貴で女優のガブリエル・ドレイクさんちゅうところが圧倒的なセールスポイントやと思います。

ハードカヴァーで500ページ近くもあるそうですが、家族の写真とか当時の記事とかのメモラビリアが豊富に載っているそうなので、文字で埋め尽くされているわけではなくて、見て楽しめる本じゃないかと期待しています。届いたらまた紹介するつもりです。
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【レコ妖怪向けレビュー】
72年にUKアイランドからリリースされた2枚組のアナログ盤です。アルバムでいうとセカンドの『What We Did On Our Holidays』から『ババクーム・リー』までの単なるベスト盤(1stはポリドールなので対象外)で、フェアポートの活動が一時停滞していた時に区切りとして出たようなレコです。72年当時までのファミリーツリーがジャケになっていて、って72年時点でどんだけ出入りの激しいバンドか。右上のリボンにはこの青以外に、赤とか緑のやつがありますが、どれが初回とかっちゅうのはないみたいです。全色そろえてるファンは無敵や思います。アホから見てもアホかと思いますが。自分の場合は94年にフェアポートで最初に手に入れた『フルハウス』の次に、初期の曲を聴いてみたくて買った思い出深いレコっす。とっくに手放してしまいましたが(あのね)。CDでは初期のアルバムはいくらでも聞けたのかもしれませんが、まだ自分自身がCDに移行してなかったのでワクワクしながら聞いたもんです。レココレやなんかで読んで「いったいどんな曲なんやろか?」と楽しみにしていた“Matty Groves”はこれで初めて聞いてブッ飛んだ思い出がありますね。オリジナル・アルバムをそろえれば入っている曲ばかりで、LPではめったに聞くことができない、シングルだった“Now Be Thankful”のために手放さずにもっていたようなものです(ただし疑似ステレオ)。その後“Now Be Thankful”をドイツ・モノラル盤シングルで手に入れて、この2枚組は売っ飛ばしました。CDが衰退する中、最近アナログ盤が復活しているという話があるそうなので、なんとかこのレコの売りを探さねばなりません。まずフェアポートをレコで聞いてみたいが、オリジナル・アルバム単位ではなくて入門的ベスト盤がいい!それにメンバーの名前と担当楽器と72年までのバンドの歴史も知りたい!あと72年までに他にどんなアルバムがリリースされたのかというディスコグラフィー的なものも知りたい!あとブックレットもついてればサイコー!あとリボンが大好き!こういう人にはこのレコがオススメです。というかこれしかありません。おわり!
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最後は8212月のさよならツアーからです。一時、ウェラー脱退にショックを受けたブルースはダダこねてこのツアーを拒否したそうですが、なんとか受け入れて大団円を迎えたっちゅうわけです。でも解散後にウェラーが何かのインタビューで2人に向かって、「彼らはジャムで一体何を学んだんだ?」といったのはすごい悲しかったですね(2人は生徒だったのか…)。結局ジャムを超えられなかったクセに(恨)。なんだ今のダサいウェラーはよお。ここでは最初期の4で唯一昔を振り返った以外は、新曲を中心としたいつものコンサートといった感じです。12とカーティス・メイフィールドの13は、どんどんと前へ突き進んで未来のスタイル・カウンシルへとつながっていくウェラーの志向が表われています。
 
1. Start! / 2. It's Too Bad / 3. Beat Surrender / 4. Away From The Numbers / 5. Ghosts / 6. In The Crowd / 7. Boy About Town / 8. Get Yourself Together / 9. All Mod Cons / 10. To Be Someone / 11. Smithers-Jones / 12. The Great Depression / 13. Move On Up / 14. When You're Young / 15. David Watts / 16. Private Hell / 17. Down In The Tube Station At Midnight / 18. Mr Clean / 19. Trans-Global Express / 20. Going Underground / 21. The Butterfly Collector (originally released on 'Live Jam' album 1993) / 22. Dreams Of Children / 23. The Gift
 
まずなんつってもラスト・シングルとなった3ですね。これは後期ジャムではダントツに好きなナンバーで、ライヴではやらなかったと思われる“The Bitterest Pill”とともに、『The Gift』収録曲のどれよりもすばらしいジャム版ソウルの名曲や思てます。あとスモール・フェイシズの8には忘れられない思い出があります。たしか最後の来日公演でもやっていて、いっしょに観に行った友人の河野君がポータブル・ラジカセ・レコーダーでこっそりコンサートを録音したんですね。ほんで聴き返していた時に「なんだなんだ?このめちゃめちゃカッチョイイ曲は?!」と話題になった曲なんです。82年当時は輸入レコでもスモール・フェイシズはほとんど手に入らなかったんですが、その頃ドイツのライン・レーベルから再発されたイミディエイトからの最初のアルバムをさっそく取り寄せて偶然発見した時は、そらもううれしかったもんです。すぐ河野君に電話したくらいです。黒電話で。というわけで、ディスク5よりもこっちの6の方が思い入れ度高いです。以上でジャムの『Fire And Skill』はおしまいです。ご清聴ありがとうございました!
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ディスク58112月のコンサートです。81年はジャムの活動期間中、唯一アルバムをリリースしなかった年ですが、人気爆発!出すシングル出すシングルが大ヒットを連発していた頃です。しかしそれはあくまで英国にかぎった話であって、アメリカでも売れたいウェラーの中ではジレンマを感じていた時期やと思われます。結果的に最終作となる『The Gift』がリリースされるのが翌年の3月で、このコンサートでは13589146曲がその新作から披露されています。

1. The Gift/Down In The Tube Station At Midnight / 2. Man In The Corner Shop (originally released on 'Live Jam' album 1993) / 3. Ghosts / 4. Absolute Beginners / 5. Town Called Malice (originally released on 'Live Jam' album 1993) / 6. Set The House Ablaze (Originally released on 'Dig The New Breed' album 1982) / 7. That's Entertainment/Tales From The River Bank / 8. Precious / 9. Happy Together / 10. In The Crowd/David Watts / 11. Boy About Town / 12. Pretty Green / 13. Funeral Pyre (originally released on 'Live Jam' album 1993) / 14. Circus / 15. Going Underground / 16. Big Bird (Originally released on 'Dig The New Breed' album 1982) / 17. Little Boy Soldiers

このディスクの目玉というか、ここでしか聞けないトラックは45789131416です。5は出だしでいきなりズッコケてます。中では特に9の収録がうれしかったですね。最初に聴いた時は、あいかわらずリックが走りまくってウェラーはついていくのが大変そうやなあと思いましたが、何度も聴いているうちに慣れてしまいました…。自分の中ではジャムのオリジナル・アルバム全6枚中、一番落ちるのが最後の『The Gift』なので、正直このセット・リストはそれほど魅力的に感じないんですが、ホーン隊を導入してカッチョよく決まっているのが、ファンキーでソウルフルな416だと思います。オリジナル・アルバム未収でライヴのみのレパートリーの16はスタックス・ソウルのエディ・フロイドのカヴァーで、これはめちゃめちゃこの頃のジャムにハマっていて大好きです。このディスクを聴いていると、ウェラーがバンド解散を決心したのはいつ頃なんかな?と想像してしまいます。振りかえって聴いてみると、新曲に対するお客さんの反応がイマイチかな?と思ったり、そういうのって演奏者自身が一番敏感にわかりますから、もしかして…とかいろいろ考えながら聞くのもまたオモロイかと思います。
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801028日、ニューカッスルでのコンサートです。ディスク3792月のコンサートだったので、実は18ヶ月の開きがあるんですね。ディスク3はアルバム『All Mod Cons』を大々的にフィーチャーしていて、その年(79年)暮れにリリースされるニュー・アルバム『Setting Sons』用の新曲にはまだ手をつけていなかったようで、1曲も登場していないです。で、このディスク4はどちらかというと、この年(80年)暮れのリリース予定だったニュー・アルバム『Sound Affects』収録曲がメインなんですね。つまりこのボックス・セットは『Setting Sons』期のライヴが抜けとる!っちゅうことになります。なんでか!おそらく『At The BBC』の初回プレスと、『Setting Sons』のデラックス・エディション付属の(たぶん共通の)ライヴCDがあるせいでしょうね。そのCD7912月のライヴ音源なので、もろフィーチャリング『Setting Sons』っす。
 
1. Intro / 2. Dreamtime / 3. Thick As Thieves / 4. Boy About Town / 5. Monday / 6. Going Underground / 7. Pretty Green / 8. Man In The Corner Shop / 9. Set The House Ablaze / 10. Private Hell / 11. Liza Radley / 12. Dreams Of Children / 13. The Modern World / 14. Little Boy Soldiers / 15. But I'm Different Now / 16. Start! / 17. Scrape Away / 18. Strange Town / 19. When You're Young / 20. The Eton Rifles / 21. Billy Hunt / 22. Down In The Tube Station At Midnight / 23. To Be Someone / 24. 'A' Bomb In Wardour Street / 25. David Watts
 
アルバム『Sound Affects』同様、このライヴを聴いてもわかるように、まずポール・ウェラーの歌唱力が飛躍的に上がってます。特に『Affects』収録の458でわかるんですが、どれも前作までの作風から抜け出してさらに幅広いファン層に狙いを定めたかのようなポップな作りです。リアルタイムで聞いた時は、いつもの野太いウェラーの声と違ってちょっと気持ち悪かったですが、高いキーが出るようになったってことですね。ただ楽曲に関しては、個人的には『Affects』から好き嫌いがはっきり分かれるようになりました。917で感じてしまうメロディとアレンジメントのトゥー・マッチ感は最初に聴いた時から現在に至るまで変わらないっす。これはやりすぎ~。シングル“Start!”のB面だった11は、あまりレパートリーに残らなかったと思われるレアな音源だと思います。これはいい曲っすね。スタジオ・テイクよりこっちの方がいいと思いました。とりあえずは『Setting Sons』の代表曲である3101420や、61819などのヒット・シングルも入っているので、ディスク3といい勝負!音楽的全盛期だと思います。
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メイン・サイトのアルバム・レビューのところのライナーノーツを1つ追加しました。
 
レジー・キングの『Looking For a Dream』完成しました。
ヴォーカリストとしてもソングライターとしても一流だったのに、
マイナーな存在のままこの世を去ったレジーに対する思いが伝わってくる感動的なライナーです。

よろしくお願いいたしやす。

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792月のコンサートなので、起死回生のアルバム『All Mod Cons』がリリースされてから数ヶ月たった頃です。当然『All Mod Cons』収録曲がメイン・レパートリーとなって、全体的にすんばらしいライヴだと思います。ちなみにそのアルバムからは全12曲中、9曲もやってます。

1. The Modern World / 2. Sounds From The Street / 3. Away From The Numbers / 4. All Mod Cons/To Be Someone / 5. It's Too Bad / 6. Mr Clean / 7. Billy Hunt / 8. In The Street Today / 9. Standards (Originally released on 'Dig The New Breed' album 1982) / 10. Tonight At Noon / 11. Down In The Tube Station At Midnight / 12. News Of The World / 13. Here Comes The Weekend / 14. Bricks And Mortar/Batman / 15. The Place I Love / 16. David Watts / 17. Heat Wave / 18. 'A' Bomb In Wardour Street

まず何がうれしいって、232連発ですね。1stアルバムでは2大名曲&2大メロディック・ナンバー&2大ザ・フー・ナンバーとして、個人的にはハイライトにあたる2曲です。ブルースの安定したコーラスのおかげもあって、見事なライヴ・ヴァージョンとなっています。ディスク2には入っていなかった10も大好きな曲なのでうれしい収録です。これ、ジャムの中では隠れた名曲やと思ってます。もひとつうれしかったのが14で、ディスク1/2では後半の短い簡略ヴァージョンだったのが、しっかりザ・フーよろしくギュ~ン、ピピピ!とアルバムのカオス・ヴァージョンを再現してから、“Batman”につなげるっちゅう粋なことしてます。このへんにも余裕というか遊びが感じられて、たいへん聴きごたえのあるコンサートだと思いますね。この頃のライヴを生で見たイギリスの若者たちがうらやましいったらありゃしないです。

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メイン・サイトのアルバム・レビューのところのライナーノーツを1つ追加しました。
 
レジー・キングの『Looking For a Dream』です。
けっこう長いので、2回に分けます。
ケヴィン・ピアースという人の思い入れたっぷりのライナーです。

よろしくお願いいたしやす。

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ポール・ウェラーがソングライティング面で行き詰まり、もがき苦しんでいた頃のライヴです。783月のコンサートですから、不評だったセカンドLP、『This Is The Modern World』がリリースされて4か月ほどたった頃です。
 
1. The Modern World / 2. London Traffic / 3. I Need You / 4. The Combine / 5. Aunties And Uncles / 6. Standards / 7. Here Comes The Weekend / 8. Sounds From The Street / 9. News Of The World / 10. London Girl / 11. In The Street Today / 12. Bricks And Mortar / 13. In The Midnight Hour / 14. Carnaby Street / 15. All Around The World / 16. Slow Down / 17. News Of The World (Sound-check - bonus track)
 
ディスク1779月のライヴ、これが783月のライヴなので、考えてみたら半年しかあいていないことになります。ちゅうことは前述の事情も考えるとそれほどレパートリーに変化がないのもうなずけます。17のサウンド・チェックを除いた全16曲中、新たに増えたのは345795曲のみです。その5曲中、ジャム・ナンバーとして水準以上の「良い曲」といえるのは、3と7くらいじゃないでしょうか。ロー・ピッチすぎるボスボスの抜けの悪いスネアの音は6枚中、このディスク2が一番落ちると思います。あと、やはりディスク1同様猛烈なテンポで演奏しとるわけですが、速いテンポの上にちょっとリックのタイムが全体にいつもより前に突っこみ過ぎ(特に1拍目)のような気がします。それは特に38で感じます。ただでさえ突っ走る人なので、これはちょっとせわしなさすぎっす。ということでディスク2はディスク1の出来には遠く及ばないものの、もちろんファンにとっては貴重な貴重な宝物です。どないやっちゅうねん!おわり
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ザ・ジャムの6年間のコンサートを1年ごとに1枚のCDに収めた6CDボックス・セットです。このバンドに関しては尋常でない思い入れがあって、いっぺんにレヴューすると大変なことになりそうなので、1枚ずついきたいと思います。まずはボックスの仕様ですが、5枚の白黒フォトカードはどうでもいいとして、リンクのへどろんさんもいっていたようにハードカヴァーの本に載っている当時のステージ写真にどれもこれもありがたくない加工が施されていて、見づらいったらありゃせんです。いらんことしないで単純に鮮明なカラー写真にしてほしかったです。ボックスのジャケのセンスの悪さに嫌な印象をもっていたのが、全体に当てはまってしまった感じですね。それではまずディスク1のトラック・リストです。
 
1. I've Changed My Address / 2. Carnaby Street / 3. The Modern World / 4. Time For Truth / 5. So Sad About Us / 6. London Girl / 7. In The Street Today / 8. Standards / 9. All Around The World / 10. London Traffic / 11. Heat Wave / 12. Sweet Soul Music (b-side of 'Modern World' single) / 13. Bricks And Mortar (b-side of 'Modern World' single) / 14. In The City / 15. Art School / 16. Back In My Arms Again (b-side of 'Modern World' single) / 17. Slow Down / 18. In The Midnight Hour / 19. Sounds From The Street / 20. Takin' My Love / 21. In The City (encore)
 
やはり以前出ていた『The 100 Club 1977』と同内容でした。ただ15曲目の“Art School”と最後のアンコールの“In The City”が今回初出ということで、これはうれしかったです。音質は高音部がシャリシャリだった『100 Club』よりも落ち着いたミックスになっていて、オーディオ的には耳に心地よいサウンドになっています。まあ迫力不足っちゅう声もあると思いますが、ただでさえ猛烈なスピードとやかましさで突っ走っていた最初期のライヴですから、自分のおうちで何度も聴くにはこれくらいがちょうどいいと思います。しかしリック・バックラーはよくこんなに手足が速く動きますね。これだけの速さで最後まで破綻せずにキープしていたリックとブルースのリズム隊はやっぱりすごかったと思います。あとブルースのコーラスもうまいっす。“Art School”が以前のCDで省かれていた理由は、出だしのギターのつまずきと途中のミスですかね。でも初っ端のカウントをオーディエンスにやってもらうなんて、ファンとの絆が強かった彼ららしいというか、すごい粋なことだと思います。そんなわけで『The 100 Club 1977CDは完全にお役御免となりやした。次はディスク2です。