オリジナル・ヴォーカリストのジョン・フォックスが脱退し、ミッジ・ユーロが加入して最初にリリースされたアルバムの国内帯付盤手に入れましたよ。バンドとしては4作目?個人的にはジョン・フォックス時代はおろか、以降のアルバムも全く聴いたことがないです。クラフトワークやYMOなどのテクノ・ポップはあまり好きではないし、このアルバムを聴いたのも今回が初めてです。ただしリアルタイムで流行っていた、ここに収録の“New Europeans”はけっこう好きで、当時テレビ・コマーシャルでも使われてましたね。この曲、実際のところテクノ・ポップでも何でもなく、ただのゴリゴリのギター・ロックでした。ギター・カッティングは完全にウィルコ・ジョンソン(ドクター・フィールグッドの初代ギタリスト)なんですが、今聴くとちょっとミックス的にギターの音大きすぎますね。しかしこれが功を奏したのか、当時けっこうヒットしたような記憶があります。アルバムとしては“~Europeans”路線が数曲、あとはシンセを主体とした従来の路線で成り立っています。ライナーノーツにはエレクトロニック・ポップなんていう、ちょっと懐かしいような言い回しが出てきますが、今でもこういう呼び方するんですかね?このへんのジャンルは全く詳しくないのであれなんですが、ど素人的感想としましては、ここで展開されているそのエレクトロニック・ポップなる音楽は、ふり返って聴くとかなり稚拙というか、当時の最先端技術に100パーセント依存したかのような上っ面さ、底の浅さを感じてしまいます。やはりあれですかね?こういう日々、向上したり変化したりするテクノロジーってのは常に最新であることに大きな価値があるわけですから、あまりそこに重きを置きすぎた音楽は、時が経つと必然的にその未熟さが感じられたり、逆にそこに存在するアナログ感がさらされてしまったりするっちゅう、倒錯したことになるのかもしれません。もちろん聴き方として、そういう楽しみ方もあるというわけですが。メロトロンなんてその典型ですね。おわり










