「鼻血ピュ~~」の“Like A Rolling Stone”収録のアルバムです。アルバムとして聴きたくなり(何周目やねん)、何10年ぶりかでアナログ盤で手に入れました。いちおうUSオリジナルですが、レーベルは最初の360 SOUNDではなくておそらくセカンド・プレスに当たる70年代初頭~半ばのやつです。ディランに関しては多くの人たちと同様、本人のオリジナル・ヴァージョンよりもマンフレッド・マンやフェアポート・コンヴェンションやその他無数の人たちがカヴァーしたヴァージョンの方が好きっちゅう不届き者なので、それほど詳しくないですが、“~Rolling Stone”に関してはオリジナル・ヴァージョンが一番気に入ってます。と思ったらこれをカヴァーした人なんて、もしかしたらほとんどいないかもしれませんね。知る限り英モッズ・バンドのクリエイションしか思い出せんです。改めて聴いてみて大昔この作品を手放した理由を再認識いたしやした。自分にとってはこの頃のディランのストレートなブルースロックがどうにも退屈ちゅうか、それ以外の魅力的な楽曲とのギャップが激しかったんですね。ここでいうと、“~Rolling Stone”が終わってから始まるブルースロック3連発、そしてタイトル・トラックですね。しかし!重いゴスペル調の“Ballad Of A Thin Man”に始まって、“Queen Jane”、“Just Like Tom Thumb’s Blues”(Bluesとつくが、いわゆる3コード・ブルースではない)、“Desolation Row”が最高なんですね。特に最後の“Desolation”は10分超えにもかかわらず全く長さを感じることなく陶酔できてしまいます。そしてこれらの路線が1年後にリリースされる名作『ブロンド・オン・ブロンド』につながるような気がします。なるほどディランにとっては過渡期的な作品だったわけですね。おわり